第5話 【閑話】闇の組織


月影げつえい様、ゼロがやられました」

「……」

「いかがなさいましょう」

「幻翠の状況は」

「はい。ゼロとの戦闘により右脚を負傷しています」

「……」

「ですが、幻翠は魔術に長けています。自己治癒は容易でしょう」

「そうか……」

「はい」

演斬エンギを向かわせろ」

「し、しかし演斬エンギ様は剣士。八代ヤシロと同じ目に遭うかと」

「……格が違う。演斬エンギであれば幻翠の硬化術を突破できるだろう」

「しかし……幻翠は皮膚硬化術以外にも多数の魔術を修得していると聞きます。大丈夫でしょうか……」

「命令だが?」

「し、失礼いたしました! 演斬エンギ様に今すぐしょを送ります」

「……」


 深い闇の中、秘密裏に工作される幻翠の暗殺計画。

 月影げつえいと呼ばれる男はその首謀者であった。月影げつえいの目的は分からない。幻翠を殺して何の得になるのか。


 闇を駆る演斬エンギという男がまた一人、幻翠の首を狙う。


 まだ深い闇の中…………。




//////

閑話でした。

月影げつえいの目的はいったい……!



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魔闘士 幻翠 とろり。 @towanosakura

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