笑いと陰謀の渦巻く平安物語です

はなっからおかしい。「男だったらな」そんなことを父親に言われた逸話を持つ才女、歴史的人物であった紫式部。出仕してもいじめられて、逃げ帰ったこともあった才女…のはず?
あれ?根暗なのにいじめられられていない。それどころか周囲が振り回されてとんでもないことになっています。うっすらと歴史の授業で名前は知っているかも?そんな程度でも十分面白いです! そして途中から絡むホラー要素(本人がホラー?)
清々しいほどに周囲を顧みない姿勢で、あの御堂関白と二人三脚、黒い欲望のままに人生を突き進む紫式部。ぜひ、ご一読を。

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