え? 『そっち』方面だけクローズアップ??

勇者と魔王、今ではネット小説で大きな作品数シェアを占める設定が、今(このレビューを書いている日)から約39年前に発売された画期的コンピューターゲームにより日本の娯楽業界に持ち込まれました。

「『ゆうしゃ』って何?」と子どもたちが首を傾げたところから始まって、芽は大きく育ち大樹となり日本のエンタメを支えています。

その、大母たるゲームには、少年たちを愉しませるための、とある仕掛けがありました。ちょっとしたシナリオの工夫でした。当時の少年たちは心躍らせたものです。

本作は、当時を知るオジサンたちが読むと、子どもの頃の記憶がよみがえります。しかし。

え? 『そっち』方面だけクローズアップ??

どっちとは言いませんが、方向性は、下に、下に、下に……

読むと赤面してきます。

でもね。

皆様、待っていたのでしょ、こういうものを。『そっち』方面だけが終わることのない夢のゲームを。

この小説は当時の少年たちの夢を叶えます。

読むと気持ちがブチ上がります!! 楽しいぞ!!

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