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概要
名もなき人が灯した火は、少女の運命を変える。
ーーほれ、見いでみ。この白ってめっけえ花は「ヒシュ」だ。この花はな。数多の名もなき人が継いでいった灯火じゃ。だしけ、僕たちはこの花を守らねばなんね。……ええか、さゆよ。わてらはこのヒシュに、生きた証を託すために生まれたねーー
火が使えなくなった世界にもたらされた、火を生み出す植物「ヒシュ」。そのヒシュを守り、人の起こす火に潜む化け物「炎鬼」を殺す者がいる。
竜と兄弟の契りを結んだ竜の兄弟と呼ばれる者たちだった。
火竜のトモシと兄弟の契りを結んだ少女、さゆ。彼女も竜の兄弟であり、行方不明になった父親が持っていた炎鬼の情報を生かすため、都へとやって来た。
そんな彼女は、都の警察組織である「神国水軍」に入隊することを決める。
その同時期、「火の裁断」と呼ばれる集団による自殺事件が発生す
火が使えなくなった世界にもたらされた、火を生み出す植物「ヒシュ」。そのヒシュを守り、人の起こす火に潜む化け物「炎鬼」を殺す者がいる。
竜と兄弟の契りを結んだ竜の兄弟と呼ばれる者たちだった。
火竜のトモシと兄弟の契りを結んだ少女、さゆ。彼女も竜の兄弟であり、行方不明になった父親が持っていた炎鬼の情報を生かすため、都へとやって来た。
そんな彼女は、都の警察組織である「神国水軍」に入隊することを決める。
その同時期、「火の裁断」と呼ばれる集団による自殺事件が発生す
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