片想い

紫閻-sien-

いつも僕は君をここから見てる 僕の前を通り過ぎる君はとても綺麗だ

手を伸ばしたくても伸ばせない 声をかけたくてもかけれない


今日も彼女が僕の前を通り過ぎるのを楽しみにしている


あっ 来た来た でも横に誰かいる


ん?誰? その男は 君の彼氏なの?そんな親しげにに腕を組んで

彼に向ける笑顔がとても憎らしい


もうすぐ僕の前を通り過ぎる 見たくもないものを見る僕の気持ちにもなってよ


君の横にいたいのは僕なのに・・・


女「ねえ どうしたの?キョロキョロして」


男 「いや なんか視線を感じて

それにあそこのマネキン 今目が動かなかった?」


女 「やだ もう 怖いこと言わないでよ」


男 「ごめん 少し疲れてるのかも」


ユルサナイ ユルサナイ ユルサナイ ユルサナイ・・・・


近くのショーウィンドウに飾られているマネキンが

男を怖い顔で睨みつけている








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片想い 紫閻-sien- @sien702

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