片想い
紫閻-sien-
いつも僕は君をここから見てる 僕の前を通り過ぎる君はとても綺麗だ
手を伸ばしたくても伸ばせない 声をかけたくてもかけれない
今日も彼女が僕の前を通り過ぎるのを楽しみにしている
あっ 来た来た でも横に誰かいる
ん?誰? その男は 君の彼氏なの?そんな親しげにに腕を組んで
彼に向ける笑顔がとても憎らしい
もうすぐ僕の前を通り過ぎる 見たくもないものを見る僕の気持ちにもなってよ
君の横にいたいのは僕なのに・・・
女「ねえ どうしたの?キョロキョロして」
男 「いや なんか視線を感じて
それにあそこのマネキン 今目が動かなかった?」
女 「やだ もう 怖いこと言わないでよ」
男 「ごめん 少し疲れてるのかも」
ユルサナイ ユルサナイ ユルサナイ ユルサナイ・・・・
近くのショーウィンドウに飾られているマネキンが
男を怖い顔で睨みつけている
片想い 紫閻-sien- @sien702
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます