1日目 数学のロリコン先生
「1時間目は数学か〜。僕数学苦手なんだよね。色々と...。」
杜詩巳くんがそう呟いた。
「そうなんだ...。でも、ここの数学は面白いよ!特に先生が!」
「…そっか!なら楽しみだなぁ。」
チャイムがなって少ししてから入ってきたのは、数学の教師でこのクラスの担任でもある、星野照彦(ほしのてるひこ)先生だ。
みんなは、てるちゃんと呼んでいる。
「すまんすまん。合法ロリ見てたら遅れました。それでは、授業を...」
「てるちゃんまた見てたのかよ!よっ!このロリコン!」
「ローリコーン!」
「よっ!ロリてるっ!」
クラスメイトが、ロリコールを始めた。
「何度も言っているが、人の性癖をバカにするな!お前らだって好きなものあるだろ!それと同じことだ。後、授業中にてるちゃんっていうな!」
「授業外ならいいのかよw」
葉月がそう言った。
「授業中は、私語をしたらダメだからな!こー見えても、先生は真面目なんだぞ!」
「授業遅れてるくせに?」
「まーそれは、あれだ。好きな物事に没頭してるだけだ。よし、じゃー授業を始めるぞ。」
「はーい」(クラス皆)
「じゃあまずは、ルベル方程式からだが、杜詩巳は前の学校で習った?」
「覚えていません!」
「ならばよろしい、初めからだ。では教科書138ページを開いて下さい。」
授業が終わったから僕は杜詩巳くんに言った。
「ねっ!面白いでしょ?」
「うん!めちゃ面白い先生だね!」
杜詩巳くんは楽しんでいるようだった。
良かった...。
「僕ここの数学は、好きかも!」
「そりゃあ良かった。ここの先生は、面白い人ばかりだし、すぐに馴染めると思うよ。ほかの学校とは違うんだっ!」
「次の授業は、なんだっけ?」
「次は確か歴史だったと思うよ。」
「僕、歴史は好きだよ。特に、国ができた理由とか好きだよ!」
「今習ってるところは、宗教のところだよ。えーと、確か聖父ロバートの話だったはず。」
僕は、縷切が社会をどこまで習っているのか分からないと思ってそう言った。
「あぁ、ローリン教の所か…。
ロバートが本当は神様で、ローリン教を創った人の父親だっていう話だったはず。」
どうやら習っているようだった。
「そうそう、聖父ロバートが、現世から、天界に戻らなくちゃ行けなくなった時の話だよ。ここら辺、中々面白いよね。」
「この世界を創ったのは、聖父ロバートの父親だっていう説もあるし、ローリン教って面白いよね!現実味ない所とか。」
僕は、時計を見て言った。
「ねー!あっ!そろそろ2限目始まるよ!」
「ほんとだ。」
僕は、急いで準備をした。
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