衝撃の冒頭から一気に引き込まれる、或る夏の日を描いた極上ミステリー。

作者さんの書かれたキャッチコピーに「なんだなんだ」と引き寄せられた読者さん、ようこそ。
私も冒頭の一文で「えっ」と一気に引き込まれたのです。

或る夏の日、今は遠い少年の日、そう聞くとノスタルジーを掻き立てられるのですが、ここに死体があったならどうでしょう。
そう、物語は一気にその色を変えていくのです。
郷愁あふれる空気の中で明らかにされるのは人ならざるものの行いか、それとも。
最後まで目が離せない作品です！