第3話 ネットゲームを始めよう

常治とイナ二人はお母さんの部屋を簡単に掃除した後、一緒に盛長林を部屋に連れて行った。もう深夜12時過ぎになっていた。

翌日は早起きして出勤しなければならないので、イナはゲームをやめて、急いでシャワーを浴びてから休んだ。

翌朝、イナは目覚まし時計に起こされた。イナの出勤時間はもともと常治より30分早く、常治は自分がボスなのでよく寝坊していた。そして母親が故郷に帰ったので、イナはいつも外のコンビニに朝食を買いに行かなければならない。だからイナは常治より少なくとも2時間早く起きなければならない。

彼女はあくびをしながら部屋のドアを開けると、ご飯の香りが鼻についた。あまりにも美味しそうな匂いで、彼女はすぐに眠気を失った。

「どうしたの?兄は早起きして朝食を作るなんて今まで一度もなかったのに。しかも、こんなに香りが良いんだ」何さんは疑問に思って、台所にいった。

台所で取り込んでいるのは常治ではなく林だった。一晩中ぐっすり眠った後、イナはこの人の存在を完全に忘れてしまった。

フライパンで目玉焼きは黄金色な光を放していて、テーブルの上のパンもちょうどよく焼いていた。林はパンにバターを塗っていたところ、何がやってきた。

「おはよう。妹さん、朝食の準備もうできた。昨日は本当に恥ずかしかった。あなたたちに迷惑をかけたなあ。」

林は昨日酔っていたが、ぼんやりとした意識の中で、何が起こったのか大体知っていた。

「おはよう、林兄さん、本当にありがとう。お客さんなのに、こんなことをさせて」イナは恥ずかしそうに笑った。

優しい笑颜で「私も朝食を作るのが好きだよ。昨夜世話をしてくれたあなたたちに感謝しないと。ちなみに、冷蔵庫に何も入っていないみたい、そして牛乳もパンも期限切れになりそうなので、早く使った方がいいよ。”

母が実家に帰ってから、イナは一度も自炊していない。、常治にも料理は無理なので、しょっちゅうイナを連れて外で食べる。

テーブルの上で簡単な食材が林の調理によって非常に魅力的に見える。イナは思わずよだれを飲み込み、お腹もぐるぐる鳴き声を上げた。


「妹さん、お腹がすいただろう。」

「じゃあ、いただきます!」イナはすぐに席に座って、ガツガツと食べ始めた。普通のトーストは林が調理した後で、こんなに美味しくなるなんで、イナは感動した。

「うわー!林、朝食を作ってくれたんだ」

「お兄ちゃん、今日は早いね。」イナは卵を口に運んで言った。

「ちょっと心配だった。まあ、温かい朝食も食べたかったよ。」

常治はまっすぐテーブルに向かってトーストを手に取って口に入れた。「ああ、懐かしい。林の味だ。」

「気持ち悪い言い方するな!」

「彼女ができた後一度も料理してくれなかった。これからたっぷり料理を食わせてくれよ。冷蔵庫の中に冷凍ソーセージが何本残っている。それもお願い。」

「お兄ちゃん。林兄さんはお客さんだ!注文までして」

「客じゃない。林は私たちの家族だ。これから彼もあなたの兄貴だ。遠慮はいらん。」

確かに常治と林は大学時代すでに親友だった。卒業した後、常治は林を誘って一緒に会社を作った。二人は10年以上の付き合いだ。

だが、イナと林と会う機会は少なかった。 イナは常治の四つ年下だから、常治は大学に行く時、イナはまだ実家で高校に通っていた。常治は会社を創立する時、イナはまだ大学に通っている。しかも林は社交が嫌いで、彼女ができた後、仕事以外ほとんどの時間は彼女と過ごしていた。だからイナと林の会った回数極めて少なかった。

「後はあなたの荷物を取りに行く。今日からルームメイトだ。代わりに料理はあなたに任せる。」

「でも、妹さんは」

「大丈夫、林兄さん、遠慮なく泊めてください」実はイナの胃袋はすでに林の虜になった。しかも林は様々な国の料理ができ、特に中華料理が得意だ。そのために大学時代に中国の北京に留学したことがあるそうだ。

「ありがとう」

「何改って」常治は林の肩を軽く叩いた。

三人は楽しく朝食を終えた。


夜、仕事を終えて家に帰って、二人の兄は家に帰った。そして林は台所で取り込んでいる。

常治はイナが戻ってきたのを見て笑って言った。「さっき林とスーパーに行った。」

「あなたたち二人!?」イナはその変な画面を想像した。

「俺は案内しただけ。林は今回自分で行くって。これからは食費はすべて彼が出す。」

「それは良くないでしょう。料理を作ってもらった上、食費まで出させて」

「平気、平気。あいつは俺よりずっとお金持ち。今日の晩御飯は味噌おにぎり、チキンカツ、いちご団子それに」

「わあ名どれも美味しそう!」

「それはもちろん。林の一番すごいところを知ってる?」

イナは思わず頭を振った。

「彼は低カロリーで健康的な料理を作るのが得意だ。彼の元カノがどんなに食べてもモデルスタイルを維持しているのは全て彼のおかげだ。俺に感謝しろ、さっきすでにあなたがダイエットしていること彼に言った。これから彼が作った料理はいくら食べても、太らない。」

「お兄ちゃんありがとう!」イナ感動して泣きそうになった。

「林兄さん、お疲れさまでした」イナは林に敬意を払って言った。

「夕食はもうすぐ出来上がる。早く手を洗いに行きなさい。」

「はい、林兄ちゃん。」と、イナは部屋にお手洗いに走り出した。

「全く、実の兄にこんなに優しくしたことがないのに。」

食事を終えた後、常治はすぐに自分のノートパソコンを部屋から持ち出した。

「林は動物の世界を知っているのか」

「聞いたことがある。最近人気なネットゲームだよね。」

「どうだ、一緒に遊ばない。」常治は動物の世界ゲームをスタートした。

この2週間、イナはずっとこのゲームをプレイしている。彼女もこのゲームを紹介し始めた。

「このゲームはなまえのどうり、中のすべてのキャラクターの初期形態は動物だ。私たちが選ぶことができる種類はすごく多い。私は白ウサギ、兄のアカウントはヘビだ」。

林は怪しげそうに常治を見た。「蛇は確かにあなたに似合っている」

「なんだ、私の十二支はヘビですよ。最初は面白半分で選んだけど、ヘビという種族はなかなかいいよ。レベル50になると獣人の形に変わる。ヘビの獣人の形もちょっと。 だがレベル100以降は人の形に変える。」

「お兄ちゃん今のレベルは?」

「54。ほら」常治は自分のキャラをイナたちに見せた。

「うわ、あまりにも不細工すぎ!なんで普通の蛇人は上半身は人、下半身は蛇じゃん。なぜお兄ちゃんのは上半身は蛇下半身は人。」

「そうね。リザードマンみたい。」林は笑った。

「俺も最初はちょっと意外だ。いまは慣れてきた。」実は常治は本当は早めにレベル100を超えて人の形にしたいが、あいにく最近は商談が多くて、ゲームをプレイするどころではばい。

「でもお兄ちゃんもうレベル50になった。遊ぶ時間がわたしよりずっと少ないのに、どうしてこんなに」

「あなたのレベルは。」

「21。」

「マジかよ!まあ小さい時からあなたはゲームが下手だとわかっていたが。21は本当に驚いたよ。」

「ゲームシステムは面白いが、任務はめっちゃ難しい。」

「あなたが始める場所は雪原でしょう。うさぎばかりで初心者向けじゃない。最初の任務みんなほぼ同じ薬草探しとか小動物を追い払うとか。自分ができないならチームを組んで行動しろ。」

「あなたの言った任務は私も引き受けたが。チームメイトはなかなかみつかない。」

「しょうがない。あなたは雪原、私は熱帯雨林。私たちの所はあまりにも遠いので、いま私のレベルじゃあそこにはいけない。自分でなんとかして。攻略でもみたほうがいい。」

「でも攻略は嫌。」

「林やってみない。このゲームはとても面白いよ。」

「そうね。ネットゲームか、懐かしい。」

「林大学時代ゲームの神だった。彼が中国に留学していなかったら、プロ選手になっただろう」。

「え本当!知らなかった。林兄さんはすごいね」。

「それはずいぶん昔のことだ。卒業して以来私はゲームに一度触れたことがないね。」

「最近会社もそんなに忙しくないので、このゲームを試してみよう」常治は勧誘した。

イナは常治が以前自分にゲームをするよう勧めたことを思い出して、彼の目的を理解した。彼は林が早く不快な中から出てほしいだ。

「そうだよ。林兄さん、こんな不器用な私ても楽しめるゲームだよ。」

林は常治のノートパソコンを持ってゲーム全体を見た。

「何年もオンラインゲームをプレイしていないが、今のゲームのグラフィックがとてもよくできている。」

「あなたも私熱帯雨林にこない?私の蛇の種族の基礎ステータスいいよ。毒属性だし。」

「ヘビは不細工すぎ。」林はあっさり断った。

「兄さん、私のチームメイトを奪わないでくださいよ。私の雪原にこない?」

「うさぎは可愛いが……このくまの赤ちゃんもかわいい。攻撃力もいい」と林はキャラクターの選択をめくりながら言った。

「熊はいいね。いばら山脈はちょうど雪原の隣にある。林兄さんはレベル20になったら私とチームを組むことができる。」

「さすが林いばら山脈ハードルが高くて、レベルアップのがすごく難しい。でもあなたにとっては大したことない。」

「買い被るすぎよ」林は立ち上がって自分のノートパソコンを取りに行った。

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動物たちと遊ぼう 寧寧 @songyining

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