なかなかに良質な大河ドラマを見終わったような気分になりました。ただ、最後に彼が少し笑ってたら良いな
平凡で、国の斜陽の時代を生きることになった無名の王による、語られない歴史のサーガ。語り手が違うため、第一部と第二部では印象が大きく異なるものの、どちらも人が生き、国が生きていると感じられる。人間は…続きを読む
人々は、リアルな感情に翻弄され生きている。誰一人として、創作の違和感を感じさせない。主人公と妃たちの関係は特に素晴らしい。矛盾しながらも模索する主人公は魅力的であり、最終話まで読んだ時には、…続きを読む
実に読みやすく、そして面白い暗君を自称する純真な少年のような主人公の心理描写とともに、困窮する王政末期の華やかならざる国政を丁寧に噛み砕かれた描写で語る良作人は自由の刑に処されている、とはサル…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(21文字)
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