手順を踏むことで異世界に行くことのできるエレベーターの都市伝説――耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。主人公の住むアパートのエレベーターにも、そんな噂がありました。そのために、オカルトマニアの若者が毎日のように訪れるのです。でも、異世界に行ってしまう人など勿論現れず、だから主人公も"その日"訪れた三人のことを、最初はそこまで気にしていなかったのですが――この作品のストーリーの流れは、「怖そうで怖くない少し怖い」という言葉がぴったりです。もしかしたら、彼は――ひとさじの不穏さが後を引く物語を、ぜひあなたの目で確かめてみてください。
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