しっとりと聴かせる
- ★★★ Excellent!!!
作者様ご自身もおっしゃいますが、「こえけん」の、どちらかといえば明るいものを求められている作品とは、いわば真逆を行くものでしょう
しかし、大人の雰囲気、耽溺といえば悪い印象かもしれませんが、深く沈み込むような声をはっきりと「聴く」ことが出来ました
さらに音や声だけでなく、香りや触感、五感をフルに刺激されます
文字で、読むだけではあまり伝わりづらいかもしれません
これはやはり聴くものでしょう
そのための台本であると認識すれば「……」の余韻(ノイズ)のなかにも読者に聴こえてくるものがあると思います