白玖黎の萌花甲感想置き場

31〜40作品目

※敬称略。

※応募順で並んでいます。

◆ 戀/isia tiri

うわ〜〜〜〜好み過ぎる……。控えめに言って最高でした。ストーリーはもちろん、ちゃんと時代を感じられる雰囲気作りがお上手だなと思いました。静謐な筆致も好印象。

◆ 月下の歌/瑠奈

最後「え！？」と思いっきり驚いてしまいました。少女の描写やセリフがどこか浮世離れしているように感じたのは、そういうことだったんですね。

◆ 星空に映る、鳥居のその先で。/とるっぽう

描写に臨場感があって素敵です。読んでいるこちらも不思議な鳥居に近づいているような錯覚を覚えました。

◆ 君が吐いた一つの嘘。/沙月雨

感動しました。死神に代表される、物語世界特有のシステムがしっかりと描かれているおかげか、読み応えのある作品に仕上がっています。伏線回収もお見事。

◆ ガーベラの笑顔/結城 絵奈

主人公の友達の正体に気づいたときにはびっくりしてしまいました。悲しいお話ですが、最後の主人公が前を向いて進むことを暗示させる描写がとても良かったです。二度読むと確かに印象が変わる。

◆ 落ちた林檎が止まる場所/ねくしあ＠カク甲参戦中！

失恋か……愛してやまない人がこの手から離れてしまったならば、主人公の抱える葛藤もわかる気がします。

◆ ゼロイチ/坂口青

誰目線だろう？と思いながら読み進めて、気づいたときに思わず拍手をしてしまいました。パソコンの中から見た外世界が非常に上手く描かれていました。エンタメ系の新人賞などで高評価を得そうな作品。

◆ 空が降ってくる前に塗った色は/夜野十字＠NIT所属

終わりゆく世界で絵を描くことを選んだ彼女の想いがありありと伝わってきました。世界の終わりを描いた絵はさぞ美しかったことでしょう。

◆ 七夕、かつての願いを/外套ぜろ

ほっこりしました。素敵なお話に出会えて幸せです。あと、地の文の主人公の独り言がシンプルに面白かったです。そのおかげか、物語に入りやすかった。読後にタイトルを見て、いい話だなあと改めて思いました。

◆ アクアリウムという星の下で眠る/syu.

美しい。独自の描写で語られた非常に美しい世界、素敵です。読み進めながら、深い海の底に沈んでいくような錯覚を感じました。