※敬称略。

※応募順で並んでいます。

◆ 狐宮学校の怪談/猪瀬

続編希望！続きが気になりすぎる！臨場感のある描写で一気に引き込まれました。学校の七不思議と、妖怪の描写が良い意味で怖くて、逃げ出したくなりました(笑)。妖怪もの好きです。

◆ 雪融けのケロイド/冷田かるぼ

なんて切ない話なんだ……。物語全体を通して、まるで冬の日のように暗澹としていながらも(良い意味で、です)美しさを感じました。香水など、物語の所々に登場するガジェットの使い方がお上手だなと思いました。

◆ 筆先のシャウラ/夜賀千速

目に映像が浮かぶような描写にうっとり。作者様も星や宇宙が好きなのかな？　だとすれば、言葉の端々から愛を感じる良作でした。

◆ ティタァヌス教/ツチノコのお口

怖いけれど読み進めてしまう、そんなホラーでした。地獄から天国へ行くとき、人はどれだけ幸せだろう、に戦慄を覚えたのはきっと私だけではないはず。余談ですが、タイトルを見て最初にツァラトゥストラが思い浮かびました。なぜだろう、宗教関連だからかな……

◆ 閃冰奏でる幻想曲/もかの@NIT所属

穂乃香ちゃんの性格が好きすぎる。……というのは置いておいて、完璧なハッピーエンドでした。過去を乗り越え、前に進もうとする主人公を全力で応援したくなる。爽やかな読後感でした。

◆ 朝の丸ノ内線で/咲翔

まさか、まさかね……国会に……。都内の満員電車には乗ったことがないので、想像が捗りました。たくさん語りたいけれど、これ以上言ってしまうのは無粋でしょう。ひとつ、非常に面白い作品だというのは確かです。

◆ 今年の夏は、貴女が咲かない。/見咲影弥

途中から怒涛の展開で驚かされまくりでした。セリフに登場人物の命が宿っていて、葛藤がありありと伝わってくる。絆という呪い、か……。どうか、ふたりの未来が明るいものとなりますように。

◆ Hide in the Melody/西澤杏奈

アツい！　とにかくアツい音楽バトルでした。物語全体に活気があり、こちらが元気をもらえるようなお話でした。あと最後、普通に驚かされました。油断大敵ですね(笑)

◆ 死という経典/天野創夜

生と死について考えさせられるお話でした。それだけではなく、人のあらゆる感情が垣間見える物語だった。あと、文章を書くのが非常にお上手な作者様だなと感じました。リズムを感じました。

◆ 君がいない/夜海ルネ

主人公がちゃんと本音を言えてよかった……！不思議な出会いから始まる幻想的なお話。今回も作者様らしい美しい言葉に彩られ、物語に浸ることができました。

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