とても怖いお話です。普通にあり得ます。同じ精神志向や価値観から起こされた犯罪も実際に起きています。とてもリアリティがあります。本作は、老人ホームの同僚から主人公の〝私〟が聞かされた不謹慎な話。その顛末を描いた物語です。社会が当然だと思うこと。社会通念。一般的な常識がない者が他人の生命を左右できる環境にいる。その困惑と恐怖。しかも、そんな考えの者が複数いる。タイトルの違和感や事実との噛み合わなさを実感するとき、読む者の中に言いしれぬ気味の悪さが生まれる事でしょう。お勧めします。
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