生と死の暗渠に架けられた言葉の橋

 人は死を恐れながら魅せられて生き、生を慈しみながら憎み死ぬのかもしれない。
 死は生の搾取なのか、生からの解放なのか。

 この生と死の間にある暗渠に架けられた言葉の橋を渡れば、眩暈がするほど美しくねじれていく曼荼羅の渦に飲み込まれ、溺れていく悦に浸れるだろう。