人見知りの独り旅

柏萌香（かしわもえか）は最近、原因不明の無気力に悩んでいた。

無気力ゆえに色々と投げ出してしまったことで、消えてしまいたいとまで考えるようになってしまっていた。

ストレスが最高潮に達した日、彼女は縁起の悪いことを考えながら眠りについた。

そして、目が覚めたら見知らぬ平原にいた。

夢ではないことを確認した彼女は、空を飛ぶモンスターを見たことをキッカケに自身が異世界に転移したのだ悟る。

貧相な格好。
ちょっと便利なだけの装備品。
周りには逆立ちしても倒せないモンスターたち。

絶体絶命の中、彼女はどう切り抜けていくのか。そしてどのようにして異世界で生きていくのか。

これは人見知りで、考えすぎで、絶対に死にたくない女の子が異世界で苦労しながら「自分らしく生きること」を学ぶ物語。