お互いを思いやるクラリッサとイーサンの想いが切なくも美しいです。途中は彼らのすれ違う想いにやきもきして切なくなりましたが、最後はタグ通りハッピーエンドを満喫できました。切なさと幸せのバランスと緩急の付け方が絶妙で最後まで飽きさせません。願わくばもう少し長いお話でじっくりと読ませていただきたいと思わせるお話でした。
聖女の切ない設定。そんなものが好きな方。私は大好きです。聖女と王子様の思い出に、聖女の選択がほんのり切なくて、でもまたはじまるこれからの人生には幸せが待っています。それもまた期待してしまう素敵な物語です。そして作者様はいつも脇役のイケメンが魅力的で、ついつい浮気してしまいそう(聖女の護衛騎士ですね)よんで幸せになれるお話、ぜひ目を通してください!
聖女としての重い責務を背負ったクラリッサ。たとえその身がぼろぼろになっても、愛する人や国のためにと全てを捧げます。精一杯生き抜いた聖女のお役目を終えたとき、クラリッサの目の前に現れたのは……。そして二人の未来を繋ぐ、二人だけの秘密の『合言葉』。過酷な運命に翻弄されながらも精一杯に生きた二人が、新たな場所で幸せな未来を育くんでいく……。そんな甘い余韻の残る、必見の物語です!
聖女と王子が紡ぐ美しい恋愛ファンタジー。命の危機に瀕した彼のため、聖女クラリッサは力を使う。たとえそれが、大きな代償を伴っていても。大切な人のため、力を惜しまない彼女の姿が印象的!彼らの結末をぜひ見届けてほしい。素敵なお話でした(*´ω`*)
運命を変えるための聖魔法。その多大なる魔力により、唱えれば命の保証はない。チャンスは一度きり。過去の記憶と引き換えに、未来の記憶を紡いでいくストーリーに胸が祈るように熱くなります。秘密の愛称をこれからの人生の証として、どこかで繋がった心の記憶が、再び舞い戻ることを信じて。短いながらも時の運命をかけた、未来を心で変えていく恋愛ファンタジーです。
母に毒殺されかけた王子イーサンを救おうと、聖女クラリッサは彼に魔法をかけます。しかし、すでに彼女に残された魔力はあと少し。幼馴染の彼を救おうと、心を失ったイーサンのためにクラリッサは最後の魔法を試みます。たとえそれが自分の魔力を失わせるものであり、彼の記憶から自分が消えてしまうものであろうとも。互いを想い合う二人のやりとりが切ないです。そして全てが終わった後に二人は……。この結末はぜひ読んで確認してください。しびれるような純愛です。