バスの座席から対向車線を眺めていた。その窓に前の席の人のスマホが映り込んでいた。
その画面に右から左へと文字が羅列されていくのを見て、アラビア語でも入力しているのかなと思って、日本人であるという印象を抱いた前の席の人の後頭部とスマホをそれぞれ二度見して、いやいや、窓に映り込んでるから左右が逆になっているだけで普通に日本語だよ。ここまでで2秒。
夢の通り道 藤井由加 @fujiiyukadayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夢の通り道の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます