オネエという概念を再確認？する作品
やっぱオネエってこうなくちゃね……？

派手な立ち回りは無いものの、そこはもうオネエの話術というか掛け合いが楽し過ぎて申し分ないです

第一章ウェスティア編完結までの感想です。
ヒロイン（主人公）のカオル子さんのコミュニケーション能力の高さに脱帽です。
ユーモラスでノリと勢いがあって、他者の心の機微に聡く、必要なときに寄り添ってくれます。
だから、頑なだった人間も、コミュニケーションが困難そうな相手も、絆されてカオル子さんの味方をしたくなるんですよね。

魅力的な主人公を求めている方に是非おすすめしたい作品です。

序盤からオネエさんの勢いがよく、思わず笑ってしまいます。
一話ごとにストレスなく読み進められるのは、最大の長所だと思いました。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（214文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（352文字）

タイトルにある通りのオネエな主人公は、ある日に不摂生が祟って命を落としてしまいます。

そうしてたどり着いたのは白い空間。お決まりの万能能力が手に入る場面かと思いきや、主人公が望んだのは片手で持ち運べる程度のちょっとした財産でした。

異世界に降り立った主人公は、何も有していないがために大変な苦労を強いられます。

しかし、持ち前の人の良さと接客業で身に着けたコミュニケーション能力を持ってゼロから縁を繋いでいきます。

切り拓くのではなく融和する。新たな視点で描かれる異世界譚、ぜひ読んでみてください。

チートや無双なし、そして主人公は30代オネエという要素が目新しい転生ものです。
派手さには欠けるものの、その分をキャラクター
会話で面白くしている辺りも作者様の力量による賜物と感じられます。

会話劇がとても楽しめますし、主人公に好感を持てます。

そして世界観もしっかり構築されている！

地の文にも作者の人柄が出ていて、楽しく読める工夫があります。

おすすめです！

オネエの自己主張が強く、荒唐無稽な言葉遣いと行動に対して周囲のキャラクターたちが見せる反応もコメディよ要素が強くて面白い！

独特なキャラクターと軽快なテンポで進むストーリーが魅力的で、読むと元気になる作品。

異世界ファンタジーにありがちな重厚さがなく、軽妙なタッチで描かれる非日常感は新鮮でした。

オネエって、強いよね……

濃いキャラが織り成すドタバタコメディかと思いきや、シリアスな要素もあり。
キャラが立っていて、本当に面白いです！　継続してみていきます！

近頃LGBT問題などが多く取り上げられそのような人物の扱いには気を付けろというような風潮が見受けられる。

しかしこの物語はそれに真っ向から立ち向かっているような気がする。
(あくまで私がそう感じられただけ、作者様の意図は知りません)

おバカなオネエが面白おかしく活躍する成分が今の時代には足りない。
配慮のせいで楽しみが無くなりつつある時代に水星の如く現れた昔ながらのオネエ。
それを流行りのジャンルに合わせる事でしっかり現代の物語として描けている。

問題など気にしないような、心の強いオネエが見られて満足です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（99文字）

テンプレなんて、これっぽっちも知らない、夜のお店で働くオネエが異世界に行ったらどうなるの？
善良で気のいい主人公(ヒロイン)の言動が、読んでいて楽しく、はらはらして、心配になってきます。冒頭、主人公(ヒロイン)が、ほんとスナックで話してるような会話をするんですが、取材したのかなぁと思いました。
これからどう話が進むか分かりません。きな臭い世界観や、事件もありましたが、彼女の行く道はきっと大丈夫！多分。是非読んでみて下さい。おすすめします！