個性と小金を携えて

タイトルにある通りのオネエな主人公は、ある日に不摂生が祟って命を落としてしまいます。

そうしてたどり着いたのは白い空間。お決まりの万能能力が手に入る場面かと思いきや、主人公が望んだのは片手で持ち運べる程度のちょっとした財産でした。

異世界に降り立った主人公は、何も有していないがために大変な苦労を強いられます。

しかし、持ち前の人の良さと接客業で身に着けたコミュニケーション能力を持ってゼロから縁を繋いでいきます。

切り拓くのではなく融和する。新たな視点で描かれる異世界譚、ぜひ読んでみてください。

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