冬のこの時期の話題と言えば…

オーナメントもさることながら、トーナメント！
お笑いの季節ですね！

リアル世界のほうでもお笑い芸人がバトルを繰り広げておりましたが、
こちら、小説世界でも熱いバトルが繰り広げられております！！！

トンデモな出会いからお笑いコンビを結成した
苦学生・くがっちと不動産屋・悟
その名も「シタミデミタシ！！！」

夢…それはロマン。
ロマンを追い求める２人のアツい絆、そして強烈キャラ揃いの仲間たちとの交流…
笑えて、泣けて、心温まること必須！！

たたみや先生の代表作・爆笑コメディ「ひっち過激団」とは一味違う、
正統派漫才小説「未来は下見できない」！

２人の活躍、ツヅキガミタシ！！！

　ひょんなことから知り合い、漫才を始めることになった悟とくがっち。
　最初はぎこちなかった二人が次第に息を合わせ、漫才の面白さにのめり込んでいく姿は、微笑ましく、爽やかで、心の底から応援したくなります。

　なによりも本作に書かれた、「つまんねーこと考えてないで、ただ楽しんでくれればいいんだよー！」と言わんばかりのネタのラッシュ！

　……最高です。

この作者さんのもう１つの作品「ひっち過激団」をレビューにて書かせて頂きましたが、軽快な会話の連続が織りなす魅力が存分に発揮されていると思います。

物語の開始の切っ掛けでかなり掴まれた感じがあります。

お笑いと言う厳しい戦場の様な分野で、会話と表現でのし上がる物語、作者さんの特徴との親和性が非常に高いなと感じました。
自分の何かを賭けて突き進むヒューマンドラマ、笑える日常と飛び込む戦場。

現代ドラマ小説として非常に満足出来る作品だと思います。

不穏な空気から急にコンビを結成する。学生時代からの付き合いだとか、養成所で出会ってだとか。そういった過程じゃなくても素敵だし、ネタに出来る出会い方してますよ。

この二人、現実に居ればいいのになぁって想像する。上手いし、おもしろいし、テレビで見てみたいです。

悟さんから見たくがっちさんの第一印象は最悪だったと思いますが、そこから漫才でも仕事でも精神的に成長していくくがっちさんと、人生に楽しみを見出したような悟さんが、2人で漫才の高みに立ち向かっていくのにワクワクと感動が止まりません！　続きが楽しみです。

突然お笑いの道を目指す2人の物語です。

どう考えてもボケ担当の相方がツッコミをやりたがったり、色々と面白い設定でした。

今後の展開が楽しみです(^^)