第4話 新居はまさかの

「う、うん」


頷いてしまっていた。


「そうと決まったら行くよ!新しいあなたの住居へ!」


嬉しい。

嬉しい。

嬉しい。


こんな僕を受け入れてくれたことが何よりも嬉しい。


「行こう。それで、僕の新しい家はどこ?」


雪乃はよくぞ聞いてくれた、とばかりの反応を見せる。


「あなたの新居はね、–––––––––––––私の家よ」


……え?

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