第3話 まっすぐな、その言葉。

「雫。あなた放置したら暴走するでしょ?だから一緒に過ごしましょう!」


えっ?


「な、なんで?」


僕の口から出た言葉はこれだけ。

目がとっても泳いでいる気がする。

一緒に過ごすのはいいんだけど…。


「ん〜その反応はやっぱり私が来なかったら暴走するつもりだったと」


ギクっ。

言い当てられてなんとも言えない。


「とにかく!落ち着くまでは二人一緒に過ごすからね!」


まっすぐな、その言葉に。

僕は思わず、


「う、うん」


頷いてしまっていた。

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