エピローグ

時が経つのは早いもので。


「おかえり、雫。お疲れ様」


「ああ、ただいま。雪乃」


あの後、僕は心の傷を彼女によって癒やされ、外出許可が出た。


ああ。

やっぱり彼女は可愛い。

今度は絶対に手放したくないね。


「雫。またお手紙来てたよ?」

「ああ。捨てといて。それ、ゴミだから」

「ん〜わかった。捨てとくね」

「うん。よろしく」


可愛い。

ずっと愛でていたい。

それはそれとしてあのゴミクズ潰したい。


……ありがとね。雪乃。

あんな僕を信じてくれて。

救ってくれて。

本当に、ありがとう。

あなたのためなら、なんでもするからね。


––fin––

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ひとつ、屋根の下で 猫月蘭夢@とあるお嬢様の元飼い猫ショコラ @NekotukiRmune

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