頑張り屋AIが欲しいもの、頑張った人が欲しかったもの。


 ボーカロイド作曲を生業とする少年と、一緒に居続けた家庭用ロボット。

 先日、ロボットのOSは最新のものへアップグレードされ、今までは厳しかった高度な作業も出来るように。

 主を想ってロボットが行ったことは、少年の予想を遥かに超えていき……



 人とロボット(AI)との関係を描いた作品。

「ボーカロイド」という要素を取り入れた点が、現代のIFという感じで新鮮でした。

 現実のAIも、ユーモアや婉曲表現を理解するレベルに達しているとのことで、劇中のような用途も十分考えられるのかなと思いました。

 舞台設定の他にも、少年とロボットとの関係性の変化や、内に抱く想いについても注目したい一作です。