平凡！？気づいたら普通に俺が強かった件

第9話 決戦！第一教場！

一方、十三教場は、必死の思いで第一教場に立ち向かっていた。

「絶対に負けない！」

肇は、隊員たちに向かって声をかけた。

「肇、頼むぞ！」

志賀は、肇に熱い視線を向けた。

「任せろ！」

肇は、志賀に力強い言葉を返した。

十三教場の隊員たちは、それぞれの持ち場で奮闘していた。

戸隠は、冷静に状況を判断し、的確な指示を出していた。

黒姫は、持ち前のスピードを生かし、敵の背後を突いた。

志賀は、強靭な体躯を活かし、敵をなぎ倒していった。

肇は、隊員たちを鼓舞しながら、自らも最前線で戦っていた。

十三教場の予想外の抵抗に、第一教場のメンバーたちは戸惑いを隠せない。

「なんだ、この連中！こんなに強かったのか！」

龍生は、不敵な笑みを浮かべていたが、内心では焦りを感じていた。

「まさか、こんなところでつまづくとはな…」

水戸は、自分の慢心を悔やんでいた。

牛川は、十三教場の必死な姿を見て、少しだけ心を動かされていた。

「やはり、油断は禁物だったか…」

根津は、自分の予感が的中してしまったことを悟っていた。

しかし、第一教場は諦めずに戦い続けた。

彼らは、十三教場を圧倒しようと、必死に攻撃を仕掛けてきた。

激しい戦いが繰り広げられる中、両チームは互角の戦いを続けていた。

激しい戦いは夜へと突入。疲労の色が濃くなる中、両チームの士気はますます高まっていた。

十三教場は、決して諦めることなく、必死に抵抗し続けていた。肇は、隊員たちの様子を見ながら、少しでも隙を見せまいと奮闘していた。

一方、第一教場は、十三教場の予想外の抵抗に苦戦していた。龍生は、焦りと苛立ちを募らせ、攻撃の精度を落としていく。

水戸は、自分の慢心を悔やみながらも、必死に戦おうとしていた。牛川は、十三教場の必死な姿を見て、次第に心が揺らぎ始める。

そんな中、戦況が一変する出来事が起こる。

志賀が、龍生との一騎打ちに。激しい鍔迫り合いの中、志賀は一瞬の隙をついて龍生を突き飛ばした。

龍生は、思わぬ攻撃にバランスを崩し、地面に倒れ込む。

志賀の活躍に、十三教場の士気は一気に高まる。他の隊員たちも、この勢いに乗じて、第一教場を圧倒し始めた。

龍生は、部下たちに助けられながらも、立ち上がることができない。

水戸は、龍生のピンチを見て、焦りと絶望を感じていた。

そして、ついに決着の時が来た。肇は、龍生の前に立ち、最後の言葉をかけた。

「これ以上、無駄な血を流す必要はない。もう、終わりにしよう。」

龍生は、肇の言葉にしばらく考え込んだ後、ゆっくりと頭を下げた。

「…わかった。降伏する。」

龍生の言葉に、戦場は静まり返る。十三教場の勝利が決まった瞬間だった。

十三教場の勝利は、教場全体に大きな歓喜をもたらした。

しかし、その喜びは束の間。負傷した隊員たちの治療など、やるべきことは山積していた。

肇は、勝利に酔いしれることなく、冷静に次のステップを見据えていた。

一方、第一教場は敗北のショックから立ち直ることができなかった。龍生は、リーダーとしての責任を感じ、深く自責の念にかられていた。

水戸は、自分の甘さを痛感し、今後のあり方を問い直していた。牛川は、十三教場の結束力に感銘を受け、自身の価値観を見つめ直すきっかけとなった。

こうして、肇達は学校生活を終え、現場に配属される。

悪獣対策部隊の戦いは、過酷を極める。

肇は、部隊の仲間達と協力して力をつけ、「悪獣殺し」との異名を言われる程強くなる。

肇達は戦う。

悪獣を根絶するまで・・・。