立派な人間
俺は高橋恵と共に生徒会としての仕事を行っていた
高橋恵がキャキャと女子に囲まれているその姿を見ているとイケメンに見えるが女子だし露出癖のある変態なんだよな
こうやって見ていたら立派な副生徒会長に見える
だが目をそらしたくなるレベルの変態である
ギャップ萌えで死にそう
「やあみんなありがとう」
囲んでいる女子たちに向かって笑顔でキザったらしいセリフをはく
「はぁぁぁぁん」
そんな気持ちが悪い声で女子が倒れる
「死ねぇぇごらぁぁぁぁ」
怒号を発する男子もいる
だがそんなみんなに言いたいことがある高橋恵は女で俺のことが大々大好きな露出狂である
みんながいなくなったタイミングで高橋恵はおっぱいを押しつけてくる
「えへへお仕事頑張ったからよしよしして」
「いや普通すぎないかショックじゃなかったのか」
「ふられたことがショックだったか?ですかそんなのショックでしたよ」
「じゃあなぜ」
「そんなの僕が言いましたから僕に惚れさせてみせるってだから見ててください絶対に僕から離れないでくださいそれが僕との約束です」
俺と高橋恵がいる場所はあまり人が通らない場所だったからイチャイチャしていたのだが偶然人が来てしまってこれ終わったと思った
「あっ高橋先輩」
「やぁ」
瞬時に俺から離れて笑顔で対応している姿を見てこいつ臨機応変に対応する能力が高すぎる
それにしても僕との約束かそうだな前みたいに迎えに来てもらうみたいなことはしないようにしないと
そして話しかけてきた女の子が離れると
「それじゃあそろそろ去りますか」
「そうだな」
仕事を終えて生徒会に戻ろうとしていたのだが
「なんだか騒がしくありませんか?」
確かになんだかうるさいなと思い俺は後ろを見ると
「なんでわたしのところに戻って来てくれないんですかぁ」
「わたくしと仕事をやりますよ」
「あたしともう一回デートしましょう」
八崎メルルと柊結香と九条輪廻の三人が俺を追いかけていたのだ
高橋恵は俺の方に手を伸ばしてきた
「さあ一緒に逃げましょう」
「おう」
繋いだ手はどこか暖かくて少しだけどぎまぎするのだった
俺は高橋恵と共に逃げるのだった
ヤバすぎる変態たちに囲まれて俺は逃げていくどこまでもどこまでもそれは自分の求めていたものじゃないけどああ楽しいな嬉しいなそんな気持ちに変わっていたんだ
俺は青春をしているやつしかやってはいけない青春ジャンプを高橋恵と共にするのだった
俺は「青春ハーレムラブコメにしてはどきつすぎるだろぉぉぉ」と叫ぶのだった
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