メタバース・オン・ワールド

2037年。開発者自身が『とある作品』の影響を強く受け、開発したゲーム。次世代型フルダイブVRMMORPG『メタバース・オン・ワールド』

とある作品のファン達がこぞって熱望し、遂に実現したフルダイブ型のゲームに、全世界が熱狂。発売前から人気はとてつもなくあがり、日本人向けに募集された『クローズドベータテスト』は、参加出来る人数が3000人に対し、6万人もの応募があったほどだ。

そんな倍率20倍の競争から選ばれ、運良くベータテストに参加出来た俺こと、プレイヤーネーム『ユキシロ』は、親友である『ハルノ』(ネカマ)と『ユカナ』(ネカマ)の三人で、楽しく遊ぶ。そんなはずだった。

そう、突如として世界が真っ赤に染まり、開発者である『新名吉成(にいなよしなり)』から、デスゲーム開始の宣言がされるまでは。