第9言 地の文で遊びたい
お久しぶりです。
本日の寝言、再びの文章編で行ってまいります。そういえば、文章についてまだまだ語り足りないことがあったことを思い出しまして……!
さて、何から語りましょうか……。
以前、地の文が大好きだというお話をしたと思うのですが、筆者は地の文で遊ぶのが好きです。
何を言っているんだこいつ、って顔をしましたね? 良い反応です。
地の文で遊ぶ、というのは、地の文に気の抜けた文を混ぜることを言います(訳注:斑鳩睡蓮語)。
たとえば、「ヘルエンジェル」のep.037ですと、
おバカな両軍の上層部が適当に兵を放り込んでおけば島一つくらいすぐに落ちるだろう、と甘く考えたのが事の始まり。悪かったのは、エルンリッヒ島が帝国と共和国のいずれにとっても好条件の拠点となり得たことだった。それから泥沼化してにっちもさっちも行かなくなった所で、これまたアホな上層部の誰かがめんどくさいから吹っ飛ばしてみようかな、などと考えて島ごとドカンだ。今では立派に海底山脈の仲間入りを果たして魚と楽しく過ごしていることだろう。
……などと、地の文で書いております。遊んでますねぇ……。
とまあ、こんな感じな文章を間に挟むのが好きでして。
基本的にシリアスなものを書いているわけですが、だからといってシリアスばかりな文章を書くわけではないというか。むしろ、シリアスなところにこんな文章があったら気が抜けちゃっていいよなー、とか思っております。
どうせなら、なんか楽しい方がいいかなー、なんて思ったりします。
ですが、意外とこういう文章を見かけることは少ない気がします。不思議。楽しいので、みなさんやりましょ?
個人的にはやわらかい文章が好きなので、読みやすくて、時には笑ってしまえるような、そんな文章が書きたいです。
なんといいますか、創作はやっぱり自由なものだと思うので、好き勝手やっちゃおうの精神です。
だから、テーマが重かろうが愉快な文章は積極的に書いていきたいです。それに、綺麗な文章だって書いていきたい。そのふたつは両立すると思うのです。
書くのなら、書く方も楽しくやりたいですから。欲望には正直にならないと。
どれだけだってカッコイイ言葉は使いたいですし、どれだけだってトンチキ話は突っ込みたいですし、どれだけだって性癖はぶち込みたいですし!
そして、もしも読んでくださった方が楽しんでくださるなんてことがあったら、うれしいんです。
あ、そうそう。
個人的に気をつけていることといえば、適度に一行開けることです。地の文を馬鹿みたいにたくさん書きたい筆者ですが、そのままではスマホの画面を真っ黒にしてしまうのです。
だから、段落ごとに一行入れております。少しマシになるかなぁ、と。昔のはそうなっていない箇所もありますが。
筆者は執筆をスマホでもPCでもやるのですけれども、媒体によって気持ちが少し変わります。
というのも、画面のサイズって思ったよりも影響が大きいのです。
スマホだと、画面が小さい分、文がすぐに折り返しますから、そこまで文字数を書いていなくても詰まって見えます。当然、詰まっていると見にくいわけですから、文を少なくしようだとか、改行を入れて見やすくしようだとか考えるのです。
逆に、PCだと画面が大きいので、折り返しまでそこそこ余裕がありますし、文をたくさん書いてもそこまで見にくくなりません。なので、ばかすか文が増えるのです。むしろ、空白が気になって、描写を増やす傾向が大きくなります。
やっぱりPCだと、ガッツリ作業するぞという気持ちになるので、気合いの入った文章を書きがち。あと、縦書きだと、ものすごーく小説書いてる!!!という気分になれるのでうれしい。
なので、これを利用して、軽いノリの文章(例えばこの寝言とか)はスマホで書いて、気合いを入れたい文章はPCで書く……なんていう使い分けをしています。
ちなみにですが、スマホで書く時もPCで書く時もWordを使って書いてます。同期もできるので、どちらでも作業できて便利なのです。
大昔は投稿サイトで直書きしてましたが、保存していないのにページが飛んでしまうことがあって、幾度となく原稿を失ったので……。今は自動で保存してくれるWordちゃんにお世話になっております。
投稿サイト特有の記法(ルビとか)は覚えてしまったので、Wordにそれ込みで書いております。主に小説家になろうとカクヨムをメインに活動しておりますが、ルビの記法はどこも同じですし、傍点の記法がちょびっと違うくらいですので、そんなに大変ではありません。
それなりに長くやっていますと、細かいところも覚えてしまうものですねー。
それに長く書いていると、文章も上達するものです。今もまだまだではあるのですが、大昔に書いたものを見るとゾワゾワしますね……(遠い目)。
あとですね、最近気づいたのですが、筆者は文字数制限をかなりの精度で守れるということです。
五千字で書いてねと言われたら、百字程度の誤差の文章が生まれます。もちろん、四百字も千字も十文字程度の誤差で。
まあこれは前から分かっていたことなのですけども、最近それが十万字単位でも発動することが分かりまして。というか、気づきまして。
十万字で書けよ、と言われて書いたら、十万四百文字くらいでゴールインしました。十万ちょっとで書こうかな、と思って書くと、十万八千字とかで書き上がりました。
あ、一発書きの精度のはなしです。
不思議。ですが、ちょっとすごいかも、なんて思ったり。……みなさんが当たり前にできていることだったらちょっと恥ずかしいですけども……。
そして、文字数指定が入ると文章やストーリーから無駄がなくなる気がします。だから、本当に削るところもほぼない感じになります。ちょこっと便利かも。
とはいえ、文字数指定なしで行くのは気楽で楽しいので、連載とかは自由にやりますけどね。
……なんていう、ちょっとうれしいスキルのお話なんかもしてしまいまして。なんだか、恥ずかしいですね……。
この寝言も更新はだいぶゆっくりになってきましたが、まだ続けるつもりですので、よければ引き続き覗いてみてください。
気になることとかあれば、ぜひ気軽に教えてくださいな。
頭花畑な物書きの寝言 斑鳩睡蓮 @meilin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。頭花畑な物書きの寝言の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます