「を」ではなく、「でも」

 まず、タイトルが気に入った。「を」ではなく、「でも」でないとおもしろくない。
 飄々とした文章も評価したい。内容とよく合っている。

 平安時代に、ふいに現代が紛れ込む趣向に挑戦しているのも好ましい。

 オリジナリティのある作品世界をぜひ堪能してください。