焦燥感

 夏休みがいつまでも続かないのはわかっているけれど、初日には、休みが一生のように思える。人生もそんなもので、十代が終わらない気でいたのに、いつの間にか二十代で、若いなんて言われるけれど時間はすぐに過ぎて行く。周りは就職して、薄給ながらもバイトの身分である私よりも稼いで、貯金をして、人と付き合っている。

 その間に、私は成功もするかもわからない芸術という博打に耽っている。

 文章、絵、音楽。

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鬼畜社会A 蒼井 狐 @uyu_1110

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