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夏という季節

 前にノートを書いたのが、四月でしたので、そこから約四ヶ月が経過し、明日には八月がやって来るわけです。
 本格的な暑さがやってくる前は、友達と電車の中でこんな話をしていました。
 私「夏と冬どっちが好き?」
 友「んー、冬かな。ありきたりだけど、冬の寒さって、服の重ね着でどうにかなるみたいなところあるけど、夏は脱ぎたくても脱げないじゃん?」
 私「確かによく言うよね。でもさ、最近私、夏派になったの」
 友「え、なんで? 汗かいて、やる気削がれて良い事ないよ。蝉もうるさいし」
 私「もちろんデメリットはたくさんあるけどさ、それでも夏がいいなって思える瞬間が結構あってね。まぁ、今はあんまりない事だけど、私が言うこと頭ん中で想像してみてよ」
 友「わかった」
 私「茹だるような夏のお昼、口にはアイスを突っ込んで、目の前には扇風機、手にはDSなんかを持ってゲームしてるだけの時間。どう? 良くない?」
 友「いいかも」
 私「でしょ。夏に限ったことじゃないけど、その季節特有の過ごし方が好きなんだよね。大きいイベントもいいけど、日常で良いところ見つけたら、イヤな季節も結構好きになったりする」
 友「それ聞いたらちょっと夏楽しみかも」
 みたいな話をしたんですね。そうして現在の七月三十一日を迎えましたが、夏なんて四年に一回くらいのペースでいいですね。いや、夏は来なくていいかもしれません。雰囲気が良いとか、そんなので誤魔化せないくらい暑くて、過去にそんな発言をした自分を思いっきり殴りたいくらいには暑い。
 そして、これは学生さんにはあまり共感してもらえなさそうですが、夏休みというのは、学生以外にとってはあまり良い事がありません。というか、フリーターに関して言えば、土日祝日も良いことは特にありません。飲食であれば、バイトの日が休みに変わるわけでもないですし、お客さんが増えて大変になるので、むしろ悪いくらいです。
 しかもですよ、私の趣味である一人カラオケ。このことで一番困ってます。夏休みや、冬休み、春休みなんかは、特別料金になり、平日のお昼に行ってもあまり安くないんです。
 どこへ行っても人が溢れていて、物静かなところが好きな私からすれば、長期休みと土日祝日はなんの恩恵もないどころか、行き場を失う諸悪なんです。
 まぁ、そうは言っても、私も学生時代の休みは嬉しかったですし、唯一の楽しみと言っても大袈裟ではありません。
 ということで、学生のうちは、みなさん休みを大いに満喫してください。
 私は家で静かに「カク」もしくは「ヨム」を楽しみたいと思います。

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