でも敢えて言う
書き手が読み手に向き合って、少しでも良いクオリティを追求したり、実験的手法をとった意欲的な作品というのは、そうじゃない作品とは一味違う。
小説が、文章が、詩が、言葉が好きな書き手の作品は、読んだ瞬間に読み手の何かを引っ掻き掴もうとする性質がある。
それは紛れもなく小説にしかない「面白さ」を味わわせてくれる。
前項でとにかく数を撃て、質より数だと言ったが読み手が求めているのは質の良い傑作だ。
テクストは読み手の頭の中に入ってこそ、作品としてこの世に生まれる。
認識され解釈され想像され妄想され誤解され愛され嫌われ堪能され唾棄され、それが読み手の脳内で起きるエンタメがテクストだ。
テクストとは世に公開された瞬間、読み手によって完成する未完成のエンタメだ。
勿論、テクストの諸々の権利は書き手が持っている。
しかしエンタメの性質上最後の1ピースは読み手その物だ。最初、作品の価値は書き手ではなく読み手に依存し、やがて書き手と読み手は相互に価値を高め合う存在となる。
無名の書き手である貴方に小説的価値はない。価値のある読み手に評価された小説があるだけだ。
カクヨムは価値ある読み手が集まるサイトになったらいいな!とぶん投げて終わる。
カクヨムってカクヨムが読ませたいものファースト 続セ廻(つづくせかい) @Enec0n
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