「何かおかしい」と言える人はどのくらいいるだろうか

冒頭から宣伝のようで申し訳ないのだが、拙作「英文法の基本中の基本中の基本」に少々関わることだったため、興味深く拝読した。

作者はまず、小学校教育について簡単な説明から入り、「英語教育は意義がある」「情報処理も必要」などと、しっかりと現状を把握し評価したうえで意見を述べている。
だからこそ、そのあとに目に飛び込んでくる意見に深みが出ていると思う。

1000文字にも満たない文字の中で作者の思いが渦巻いている感覚が、私は大好きだ。
こうして持論を順序立ててバシッと小気味よく書ける人物はどのくらいいるだろうか。
自身を含めた読み手はそう自戒せざるを得ない、貴重な作品だと思う。