何かおかしいです

天下の暴論

　何かおかしいと思っています。

　最近の教育について。小学校で教える内容ですが、英語が必修になっています。さらにコンピュータープログラミングや、挙句の果てに金融(マネー)教育まで小学校の授業に組み込まれているようです。

　まず英語教育ですが、これはやむを得ないと思います。ほぼ世界共通語たる言語ですから。小学生からなじませるのに意義はあると思います。

　次にコンピュータープログラミング、いわゆる情報教育ですが、2020年度から小学校で必修化されました。

　さらに金融(マネー)教育。資産形成を目的として、2022年度から高校で始まりました。小学校でもやはり2020年度から基本的なことを学ぶようです。

　何ですかこれは。こんなことでいいんですか。何か忘れていませんか。確かに英語教育は必要でしょう。グローバル化した世界で、もしかしたら小学校からでは遅すぎるかもしれません。しかし、しかしですよ。まともな日本語も話せない、書けない子供たちを大量生産して、この国に未来はあるのでしょうか。どう思われます？

　情報教育についても、これからの日本をしょって立つ上で必要であることは認めます。でもわたしはアナログ的思考も捨てられないと思っています。ほんとうに。

　そして金融(マネー)教育、論外だと思います。なにゆえ小学校で資産形成の基礎を学ぶ必要性があるのでしょうか。確かにお金は大事ですけど。

　ご存知だと思いますが、外国人にほんとうに尊敬されること。それは自分たちの国の文化、歴史、伝統について誇りを持って語れることだそうです。

　いくら英語がペラペラでもたとえば日本の歴史ついて何か質問されて、知りません、分かりませんでは、失笑を買うだけでしょう。違いますか？　

　時代錯誤の独断・偏見である、この令和の世に何を言っている、あまりに偏向していると思われるかもしれません。極論であるとご批判は覚悟の上です。

　でも意見は意見として聞いてください。

　前に読んだ文章があります。教育について「一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数」。

了