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概要
好き。ただその一言が言えなかった。言うの怖かったんだ。
__あの夏の日、私たちは確かにそこにいた。バックパッカーで世界中を旅する蘭は、旅先で高校の同級生だった森下仁からの手紙を受け取る。そこには、仁が病気で余命幾ばくもないことが書かれていた。かつての親友に死期が近いことを知った蘭だったが、心とは裏腹に、体は動けずにいた。紛争、貧困、国際問題と向き合い、世界の果てで生きてきた彼女が望んだ、たった一つの『特別』とは。
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