ヘタウマ 🥳
上月くるを
ヘタウマ 🥳
ピザ店の二階の塾や立葵
奥まりし染物店の竹落葉
どの家にも家族の歴史百日草
夏草の茂るにまかす茶室かな
青芝や少年野球「リーリー」と
フルートを吹くお下げ髪夏木立
ぬりゑよりヘタウマが好き水鉄砲
子どもより親は年かさはうきぐさ
土用太郎むんと地球の蒸されたる
凌霄花くるぶし四つとがりくる
カーブする線路の先や姫女苑
向日葵や線路は首都に集結す
たちのぼる入道雲と昼の月
怖かつた犬のしつぽや日雷
とある星のとある真夏の異邦人
青葡萄驢馬のパン屋は何処へか
青萩や世直し一揆鬨の声
高塔の真上に昇る夏の月
人形たちお利口にして夜の秋
月涼し巴里の白馬は天翔ける
ヘタウマ 🥳 上月くるを @kurutan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます