上月くるを

あの夢を見たのは、これで9回目だった。 残り1回。俺に残されたチャンスは残り一回しかない。 この夢を完成させてはならない。そのために俺は書き続ける。

＊『雨男と雨の神』の続編です。＊ 　平穏な長寿の末、穏やかに人の一生を終えた俺、雨宮旭。目覚めた場所は神の世、懐かしい雨神の城の一室だった。 　かつて雨神としての地位を自ら捨て去…

昨日たまたま書いた詩が、図らずも追悼の詩となってしまいました。 あるカクヨム作家さんが、闘病の末、亡くなられたそうです。 羽弦トリス様、ご冥福をお祈りいたします。

正直者の靴屋がおりました･･･。

新しいレンガ造りの家。 その厨の竈に、新しい火が入れられた。 生まれるのは、小さな妖精。 ”かまどの妖精“と呼ばれるその小さなものは、家人を見守り、家を守る、心優しい存在だった。

推しと同じ空気を吸うことなく推しを推し続けてきた私が、いよいよライブへ！ けれど、同じ空気を吸ってみたら、理想と現実が入り混じって、これまでのように熱くなれない……。ライブに集中…

「今日も腕枕いい？」 伊吹颯太は、大学構内に友達の一人もいない自称「陰キャ」の大学一年生。そんな彼は夏休み明けの後期最初の通学日に、学祭のミスコンで上位十位に入ったという同学年…

うちの水屋箪笥にはようせいが住んでいる── KAC2025③「妖精」

あなたの横を通るとき 私はふいに思い出す……

歌舞伎町の片隅で

ケントのママがコンペで優勝し、その授賞式をお手伝いをすることになったのですが。

Ｋ大学には、ふしぎ現象同好会、なるものが存在する。 加来文乃と夜見陽汰は、同好会のメンバーで、自称ふしぎハンター。ふしぎな話を色々と聞き集めている。 今回は、ガセネタだろうと陽汰…

僕はあの日、公園で妖精に出会った。羽のない妖精だった。彼女は泣いていた。 KAC20253「妖精」参加作品

カクヨムのTOPページの一部が改正されました。 いや改悪です。 現実をご覧ください。

子どものころ、妄想と空想の狭間で遊んだ。 息子たちが小さいころも、妄想と空想の狭間にいた。 そこはあたたかい、優しい世界。 エッセイです。 「トリ降臨」を無理やり入れました。 …

40歳おっさんの俺の前に、腹を空かせた妖精が現れた。 仕方がない。飯を食わすか。 ひたすら飯を食わせではツッコミを入れられる話だな。 日間29位🎉 現ファ週間145位

出張HITOM＠KU、再び。 入学のころに買ってもらった立派すぎる机を、とある理由で買い替えようとする女の子。 母に相談してみると、母は――？

気が済むまで やってみよう

「ひぐらしのなく頃に」に出てくるヒロイン――園崎魅音を推すようになった経緯について。 また、その過程で知った、二次創作という「やり方」で推す意味。

後輩に呼び出された先輩A。放課後に呼び出されたので色んな期待をして向かうが……。

ケント君のママ、梨沙子さんがお仕事のグラフィックデザインのコンペで優勝したの。今度、受賞パーティがあるのでお着物で行くんですって。

お人形師の家に生まれた好古は、その工房を継ぐ決心をする。 けれど、祖父の作品には今だに追いつく事ができない。 なにが足らないのか悩むうちに、ある写真が目に止まり、訪れた先で…

Ｋ大学には、ふしぎ現象同好会、なるものが存在する。 加来文乃と夜見陽汰は、同好会のメンバーで、自称ふしぎハンター。 ふしぎな話を色々と聞き集めている。 今回も陽汰が、友達の友…

あれって意外とデジタル（アナログ）？

雛人形の想い出。 ５分で読めるエッセイです。 よろしくね！ KAC参加作品です。 皆勤賞目指すします( *´艸｀)

うちは姉と私の二人姉妹だったのに、雛人形は、とても地味なものでした･･･。 これは、私が幼い頃の、ちょっと変わった雛祭りの思い出です。

KAC2025①「ひなまつり」 おひなさまが繋ぐ家族の物語

三月三日、ひなまつりの日――さくらと鉄太郎は、同じ中学から卒業し、別々の高校に進学する。夕暮れ時、桜の並木道を歩きながら、同じ中学生としての最後のひとときを過ごす。 このひととき…

※ひなまつりを侮辱しているわけではございません、それだけはあしからず……。 KAC2025①ひなまつり　参加作品

今回は、1000字ちょっとのおかしなお話をお届けします！ ※本作は、連載「HITOM＠KU」にも掲載しています。 みなさん、今年もKACを楽しんでまいりましょー！

凝り固まった 永遠の一秒

廃墟めぐりが大好きな私だった。 マップで木々に隠れた学校の様な建物を見つけて、調べてみたものの分からなかった、掲示板に頼ると皆から関わるなと言われ、そしてその中の一人、詳しい…

娘の苺さんが男の子とうちで遊ぶらしい。家に連れて来たのだが……。 桃子🍑 娘の苺さん🍓 同級生ハヤトくん ハヤトくん友だち二人 友だちの弟 ナナちゃん

Ｋ大学には、ふしぎ現象同好会、なるものが存在する。 加来文乃と夜見陽汰は、同好会のメンバーで、自称ふしぎハンター。 ふしぎな話を色々と聞き集めている。 今回はどうやら陽汰が、姉…

兄 : ピエール 弟 : ジャン 舞台 : パリ

雛祭りが終わったら、お雛様を早く片付けないとお嫁に行き遅れるんですって。 だからナナたんもお手伝いして片づけていたんだけど、パパがね。

高校の入学式初日に恋に落ちた俺。なんて幸運だ、初めての席替えで恋焦がれる彼女のすぐ側の席になるなんて……！ しかしそんな幸せも束の間、俺は思った以上に深刻な事態に足を踏み入れるこ…

明日はいつか 来るのだろうか

ん？なに？

常春の国デーブニート王国。 人々はのんびりとスローライフを営んでいた。 しかし二年前から世界樹の力が無くなり、森は臭気にまみれ世界が崩壊しようとしていた。 その危機を救うべく勇…

春の俳句です。 気温もだんだん暖かい日が多くなってきて 気持ちが晴れやかになっている感じが 詠めていればいいなと思います。

幼馴染の二人は、付き合い始めて半年。 「好き」を伝え合って満たされたはずなのに、どうしてこんな気持ちになるのだろう……。

三十歳、舞台を降りる時が来た。 炎の温度は 先っぽが一番 熱いんだってね

心の重心は どこにあるか

月命日に花を供えて祈りを捧げる。 私たちはいつも居心地の良いバランスの上で咲いていたのだ。 今はもう、失われてしまったけれど。 「ありがとう またね、大好き」ショートスト…

明日は、誕生日。 恋愛は面倒くさい。でも男性経験はしてみたい。 私は手軽な出会いを求めて…… ＊彼視点の物語もございます＊ ーBoy's Sideー 「おすそ分けの関係…