新たな未来へと向かって――

国王を招いた歓迎夜会は豪華絢爛たる光景に酔いしれようとしていた。
しかし、次の瞬間、虚無の空間と化してしまう。

完璧令嬢アイリスは、絵に描いたような金髪碧眼の王子エドワードから婚約破棄を言い渡されてしまうのです。

断罪され、激しく動揺するアイリス。エドワードの取り巻きもこれに同調する修羅場。

しかし、この小説ではこのイベントがアイリスを不思議な運命へと導いていく展開に大いに魅せられます。
後に分かることですが、彼女には記憶にまつわる秘密があったのです。

その真相はいかに――

都合の良い異世界転生・転移はなく、即時ザマァの痛快要素を排除した真っ向勝負の堂々たる作風。
婚約破棄シリーズでは珍しい、清々しくも好感が持てるストーリーが読者の心に新たな風を吹き込むことでしょう。

そして思いを馳せるでしょう。
新たな未来へと駆けていく、扉の向こう側へと願いをかけて……

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