エドワード王子から婚約破棄された、アイリス・ノーフォーク侯爵令嬢。
これまで王子の婚約者として、全てを完璧にこなしてきたというのに。
冷たいと感じるまでの美貌と冷静な態度が、かえっていけなかったのでしょうか?
いえいえ、エドワード王子のそばには、あざとい別の女の姿が。
原因は、あざといこの女のようです。
パーティ会場で気を失ってしまったアイリス。
そして目覚めたとき、アイリスに大きな変化がありました。
彼女は婚約の記憶を失っていたのです。
それからのアイリスはもう……
フフッ、ここからの彼女とまわりの変化が、この作品の面白いところですからね。
記憶を失ってから、アイリスが新たに得たものを、皆さんもぜひ、みてくださいね。
完璧な侯爵令嬢アイリス、彼女は男爵令嬢に陥れられ婚約者のエドワード王子から婚約破棄を告げられてしまいます。
これまでエドワード王子のために頑張ってきたことは一体なんだったんでしょう。
ショックで倒れたアイリスは、王子と婚約していたことを忘れてしまいます。
実はそれには侯爵家に秘密があり……。
定番婚約破棄ですが、アイリスはどこまでも可愛く優しい。
王子を恨むこともありません。
彼女自身の行動が皆を惹きつけ幸せを呼び寄せているのです。
王子達は因果応報で最後はすっきりハッピーエンド。
悲しみの次には必ず幸せの扉が開く、そんな前向きになれるお話です!
国王を招いた歓迎夜会は豪華絢爛たる光景に酔いしれようとしていた。
しかし、次の瞬間、虚無の空間と化してしまう。
完璧令嬢アイリスは、絵に描いたような金髪碧眼の王子エドワードから婚約破棄を言い渡されてしまうのです。
断罪され、激しく動揺するアイリス。エドワードの取り巻きもこれに同調する修羅場。
しかし、この小説ではこのイベントがアイリスを不思議な運命へと導いていく展開に大いに魅せられます。
後に分かることですが、彼女には記憶にまつわる秘密があったのです。
その真相はいかに――
都合の良い異世界転生・転移はなく、即時ザマァの痛快要素を排除した真っ向勝負の堂々たる作風。
婚約破棄シリーズでは珍しい、清々しくも好感が持てるストーリーが読者の心に新たな風を吹き込むことでしょう。
そして思いを馳せるでしょう。
新たな未来へと駆けていく、扉の向こう側へと願いをかけて……