04 波下の都への応援コメント
源平の戦いと人魚が結びつくなんて、思いもよりませんでした。
でも、こじつけた感じが全くなく、ごく自然に人魚が話に織り込まれていて素晴らしかったです。
作者からの返信
最初は私も、人魚と源平をつなげることになるとは思いませんでした。
自主企画「同題異話」のお題で「人魚と内緒話」が提示されたので、人魚について調べているうちに、平忠盛の話が出て来て、それで……という次第です。
源平というと、伝説として語り継がれるレベルの時代ですから、こういう、伝説の生き物である人魚とつなげられるのでは、と思って書いてみました。
いただいたコメントを拝見しますと、それがうまくできたのかな、と思います^^;
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
冒頭から、平家側の知盛と重衡が中心に描かれていたため、彼らに感情移入してしまっていたので、このラストはとても物悲しかったです。戦に善悪は無く、歴史の流れから、平家が最後にどうなったのか分かっているのにもかかわらず、そうなりました。
迷信をどう克服するのが、現代科学の一側面だと思うのですが、時代を考えると、知盛の考え方は最先端だったのでしょう。ただ、「信じない」あまりに、そこを付け込まれた、という解釈もできるかもしれません。
「人魚」の使い方と解釈も面白かったです。海獣の一種だったかのように最初は語られていたのが、最終的には、破滅の運命にいざなう死神のような印象を受けました。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
平家物語のうつくしさは、あの儚さにあるのだろうなぁと思っておりまして、その辺を意識して書かせていただきました^^;
特に壇ノ浦の知盛は凄いな、と前から思っておりました。
その物悲しさは、知盛の――平家の最期があまりにもうつくしかったからではないでしょうか。
人魚の正体は海獣のたぐいである、と考えるのは確かに最先端だっと思います。
でもそれだけで済ませるには、人魚というギミックがもったいないと思い、実は本当に神秘的な存在だったという描写をしました。
というわけで、拙作の人魚は、逃がしてもらった恩を返すために動いていますが、それはそれで平家が亡びるという運命を知らしめる、という酷い設定になりました^^;
また、素敵なレビュー、ありがとうございます!
盛者必衰、まさにそのとおりだと思います。
平家物語がけっこう好きなので(だから題材にしましたが)、そのフレーズを使っていただいて、嬉しい限りです^^;
そして物悲しさに触れていただいたことも嬉しいです!
それこそが平家物語のうつくしさだと思っておりますので。
最後に、こちらこそ、素敵な企画に参加させていただいて、ありがとうございました!
ではではノシ
編集済
04 波下の都への応援コメント
源平の戦いと人魚という組み合わせが、とても新鮮でした。
知盛が重衡に見せた心遣いや、最期の様子など、
優れて美しいものが、荒々しい力によって、消えていく、
そんな寂しさを感じました。
平家も人の子なので、都ではそれなりの醜さもあったのでしょうけど、
この物語を読んでいると、そうした寂しさの方を強く感じました。
素敵な一編でした。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
同題異話のお題が、「人魚と内緒話」だったもので、これをどう歴史ものとして消化するかが、悩みどころでした^^;
知盛は衰勢の平家を支えた男なので、こういう、一族へのあつかいをしていたのではないか……という想像で書きました。
そして「平家物語」の、壇ノ浦のあたりは特に好きなので、何というか無常な感じを出したかったのです。
ですので、寂しさを感じたと言っていただけると、その辺がうまくできたのかな、と思えてうれしいです^^;
ありがとうございました!
04 波下の都への応援コメント
人間って本当に、懲りない生き物ですねぇ。
戦って共喰いしなければ、生きて行けない生き物なのでしょうか? 人魚さんたちも、飛んだトバッチリでした。
生きて行くって、大変ですねぇ。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
たしかに人魚から見たら、「何をやっているんだろう」という生き物だと思います。
かつて出会った平忠盛は、できた武士で、それこそ人魚を食べることも無かったのに。
しかしその子孫は、戦って栄華を勝ち取り、やはり戦って落魄していく……。
まさに祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
おっしゃるとおり、大変ですね、生きていくって^^;
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
敵を人魚の話で欺いたつもりが逆に……。
まさに因果は巡る、といった感じですね!
西洋の人魚と違い見た目はグロいですが、不吉な点は変わりませんね。
人魚の小説を書こうとしているので、勉強になりました!
作者からの返信
人魚としては、平家に「危ないよ、気をつけてね」と言っていたんですが……^^;
まあ、人魚と人間で完全なコミュニケーションができるかというと微妙なので、こんな感じにいたしました。
おっしゃるとおり、日本の人魚って、どうも西洋とちがって、おどろおどろしさが感じられるモノになってます^^;
拙作の人魚は不吉をもたらしましたが、実際の民話などでは、食べると不老不死になるとか言われているみたいです。
人魚の小説ですか!
それは楽しみです^^;
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
折角のメッセージだったのに、上手く伝わらずに平家は滅亡の憂き目に。
人魚の計らいも時代の趨勢は止められませんでしたか。
やっぱり清盛の存在が大きすぎたんでしょうね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
人魚たちは、忠盛に逃がしてもらったことを忘れずに、恩返ししようとしていたのに。
でも知盛は人知で勝負するタイプだから、やっぱりメッセージが伝わっても、こうなったのかもしれません。
清盛は才知もあったし、運がありましたからね。
彼がいるうちは平家も栄華を誇りましたが、失えば……というところでしょう。
そしてその清盛を反面教師にした頼朝が……^^;
ありがとうございました。
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
仕組みが分からないですし日食を現代人以上に気にかけるでしょうね。
俗話に迷信が幅をきかせていたでしょうから。
さらに「朝日」将軍を名乗っているとならばなおさらのこと。
作者からの返信
陰陽寮から情報を仕入れていたとはいえ、知盛もよくこんなこと思いついたなぁ、と。
自分のとこの将兵には、ただの日食だと話しておいたのか、あるいは吉兆だと耳打ちしたのやら^^;
「源平盛衰記」だと真っ暗になって源氏困惑と書かれていましたが、金環食は真っ暗にならないので、こんな風にしてみました。
お楽しみいただけたようで何よりです。
ではではノシ
04 波下の都への応援コメント
一気に時が進んだと思ったら壇ノ浦……。そして、日に羿は暗示……。羿があの九郎義経ならばそれはもう……って感じですね。人魚の内緒話が平家滅亡だったとすれば、ちょっとぞっとしますね。
その上で、やるべきことはやったと言い切った知盛さん。潔いですね。波の下にある都でも、また人魚に会えるかな……?
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
裏設定ですが、人魚さんたちは、平忠盛に逃がしてもらった恩を返しているつもりなんですよ。
もう滅びるからお逃げなさい、と。
でも、それを戦いの策として使ったりして、「なんかちがうよな」と思われている知盛です^^;
そんな知盛も、最期の時に、人魚の伝えたかったことを悟ります。
それでも彼は、戦ったことを後悔しなかった──だからこそ、波の下の都へと向ったのでしょう。
人魚たちも、波の下の都へと誘ってあげたことでしょう……。
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
やはり史実は変わらないのですね…
奇策で勝利を得たのにそれが平家の行く末を示唆していたのかと思うと胸に来るものがあります
平家でも知盛が好きなのでとてもおもしろかったです。重衡も兄の所へ行ったのですね
作者からの返信
平家の運命は変えられませんでした……。
水島の戦いで利用した人魚の内緒話──この内緒話こそが、平家の運命を示していたという、皮肉な結末にさせていただきました。
人魚としては、平忠盛に逃がしてもらった恩を返しているつもりなのですが……^^;
私も知盛が好きです。
なので、今回、彼を描くことができてそこは大満足です^^;
その最期の台詞を知った重衡も、波の下の都へと行ったことでしょう……。
また、レビューありがとうございました。
平家物語の、特にこの壇ノ浦のシーンが好きだったので、そこをクローズアップしていただいて、とてもありがたいです^^;
私も、幕末のいろんな人の活躍する話も好きですが、源氏と平家というふたつの勢力の戦いの話も好きです♪
ありがとうございました!
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
人魚らしきものを巧みに利用しましたね
金環食がこの時あったのは実話ですか
知盛の博識さと知力に源氏が敗北した感じですね
戦況がどうなるのか気になります
作者からの返信
人魚かどうかはぼかして描かせていただきました。
何かの海獣だったかもしれない、という感じに^^;
金環食がこの日にあったというのは史実らしいです。
それが「源平盛衰記」に記されていますが、ただ「真っ暗になった」みたいに書かれています。
なので、金環食を利用しつつ勝った、とするにはどうしたらいいかと、そこは無い知恵しぼって考えました(笑)
いずれにせよ、知盛の作戦勝ちの戦いでした。
このあと平家は福原まで進出して、京奪還まであと少しのところまで行きます。
行きますけど、源氏の方も、牛若丸さんを出してきます……^^;
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
人魚って、古代だとそれ自体が破滅フラグに近いところありますからね。
江戸時代くらいから昔話が整理されて、悲恋や恋愛成就も増えてくるんだったかな……
アンデルセン童話は王子こそ破滅フラ(それ以上いけない
見るべき程の事をば見つ。
知盛さんの遺言は重衡さんに伝わったのかなあ。
面白かったです。
作者からの返信
人魚自体が不吉な存在扱いされてましたからね。
セイレーンとか。
肉を食べて不老不死になるっていうのも、じゃあ八百比丘尼が幸せかというと……。
アンデルセンのあれは、王子が酷いよな、と思います(笑)
知盛さんの最期の言葉。
これが重衡さんに伝わるだけでも、救いになるのではと思い、こんなラストオブラストにさせていただきました^^;
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
拝読致しました。
知盛 vs 義経という名将が相争い、片方のみ勝者として歴史の続きを紡いでゆく。
そんなどこの世界にもある当たり前ですが、そこに人魚という不思議ちゃんが介在すると、また不思議な彩りを感じてしまいました(^^)
人外が人の営みを面白がり、そして見届けるなら、その後の繰り返しはどく映るのだろうなぁ。
面白かったです(・∀・)
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
知盛と義経という、知将と勇将の戦いの結末が訪れました。
ちゃんと書くと大長編になってしまうので端折りましたが、知盛のラストは書きたいシーンだったので、そこだけ書くことにしました^^;
そして、せっかく登場させた人魚なので、別れ別れになった兄弟――重衡へのメッセージを託すことにいたしました。
こうすることにより、兄弟たちの運命は変えられなかったけど、想いを伝えることはできた、みたいにしたかったのです。
人魚たちは人間についてどう思っているか。
いちおう、忠盛が助けてくれたことを恩に感じているという設定ですが、それでも運命は変えられないんだよな……と思っているのでは。
ありがとうございました。
04 波下の都への応援コメント
三重の別保の人魚の伝承から源平のお話に繋げてるのが、凄いなあと思いました。
知盛の分かってますよ感というか、達観したようなキャラクターも切迫した状況が背景にあると魅力的ですね。
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
三重の別保については、wikipediaで人魚について調べていたら、たまたま目に入ったのです^^;
それと、そろそろ源平合戦に挑戦したいなと思っていたので、いい機会なので、繋げてみたのです。
知盛は平家が衰勢にならなければ、ここまで平家のリーダー的存在にはならなかったでしょうし、その辺りの「分かってますよ感」が出ればなぁと思って書きました。
ですので、魅力的とおっしゃっていただいて、とても嬉しいです!
ありがとうございました!
編集済
04 波下の都への応援コメント
幼い天皇を抱いて海中に没したおばあさま……。
そして、ひとりのこされたおかあさま。(´;ω;`)ウゥゥ
壇ノ浦の時代絵巻にそんなエピソードが隠されていたとは!!
まことにお見事な、哀切きわまるエンディングでした。
波の下の都では平家の子孫が人魚となって繫栄しているような。
感動の物語をありがとうございます。
作者からの返信
平家物語のクライマックス、一度は挑戦してみたいと思っていたシーンです。
この滅びの儚さが平家物語を不朽の名作たらしめている、とも思ってます。
壇ノ浦の戦い、それに至るまで知盛は懸命に戦いましたが、刀折れ矢尽き、兄弟たちも捕らえられるか殺されるかしてしまい、よりによって、平家の滅亡を目の当たりにすることになりました。
そんな彼の最期は、このような感じかな、と想像して書きました。
……波の下の都では、平家の人々が平和に暮らしているといいなと、私も思います。
こちらこそ、ありがとうございました。
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
うわーい、えげつない。
この時代、伝説や異名によるハッタリも戦術の一つですからね。
人魚伝説を仕込んだ上での金環食と朝日将軍をかけて戦意を奪う――見事な手腕でした。
ここで足利義清が死んだことで、尊氏さんの先祖である足利義兼に家督が完全に転がり込むんだから、世の中わからないもの。
平家視点の合戦劇、面白かったです。
作者からの返信
これ「源平盛衰記」だと真っ暗になって源氏がやられたってなってますけど、学者さんによると「金環食で真っ暗は無い」と言われていて……^^;
そこで考えたのが、朝日将軍と金環食、というところです^^;
そうなんですよね。
この戦いの結果、地味に足利家の家督が義兼に移っていて、それがのちのちの尊氏さんへと繋がっていく……。
知盛がのちの世ことを知ったら、どんな顔をすることやら^^;
お楽しみいただけたようで何よりです。
ありがとうございました。
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
拝読致しました。
まさか、ヒとゲイ、そんな舌足らずそうな言葉の切れ端をこのように活用するとは、知盛さん、確かに智将と呼ぶに相応しいですね!(^^)
目的は兵站確保。
なるべく火を使わず、一気呵成に制圧すべし。
そんな命題を見事に解決、きっと猿面人魚たちも拍手喝采です!(^人^)パチパチ
作者からの返信
この「人魚」が海獣のたぐいだとして、鳴き声レベルのことしか聞こえてこないと思ったんです。
変に意味のある言葉をしゃべらせても、ちょっとリアリティが無いな、と思いまして^^;
知盛さんが日食を知っていたのは史実のようで、わざわざこの日を選んでいるところが凄い。
源氏が兵糧目当てでいることや、船いくさに弱いからこそ、先制に出ること……それを読んで巧みに誘い込むのは、知盛の才知によるものでしょうし。
水面下の人魚たちも、「すげぇ」って言ってるかもしれません(笑)
ありがとうございました。
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
金環食と朝日将軍をかけて……さすがです!!
長野県歌の「朝日将軍義仲も春台太宰先生も……」の勇ましさを彷彿とさせます。
略奪を責められた義仲軍も兵糧に困っていたという設定、説得力がありますね。
作者からの返信
「源平盛衰記」だと、真っ暗になったと書かれています。
でも、金環食で真っ暗は行き過ぎた表現だろうと言われていて……^^;
でも、平家が陰陽寮の知識で日食が起こるのを知っていて、それを利用したとしたら、どうなるかと考えた結果、こうなりました。
朝日将軍義仲を県歌に出すとは、長野県は地元の英雄を大事にしていますね^^;
そして、義仲ではないですけど、範頼は「兵糧が無いから送ってくれ」と何度も頼朝に催促しています。
そこから、範頼=鎌倉の源氏の兵ですら兵糧で困っていたのに、義仲=木曽源氏だと、なおさら困っていたのだろうなぁ、と想像したのです^^;
ありがとうございました。
02 人魚の話への応援コメント
人魚食べて美味かったって……(^^;;
そして不老不死になったわけでもないんですね。
『ある』と思い込むから『ある』となってしまう。おお、たしかに……。
今日はよくないことばかり起きるのも、そういえば朝黒猫を見たぞ、とかそういうのもなんでも結びつけたがる節がありますからね。日本人は特に💦
しかし南都を焼いた人が言うから重みが違う^^; 仏罰とか怪奇とかだと尚のこと気にしそうなところなのに、気骨があると言いますか、ある意味開き直っているのかなぁ……?
作者からの返信
たぶん、海獣の何かだったと思います。
肉食って美味かった! ……な感じだったのでは^^;
健康になったかもしれないけど(笑)、不老不死はなかった模様。
怪異は、あると思い込むから、そうなってしまうと思うんです。
おっしゃるとおり、日本人はそういうとこ、気にしますよね。
黒猫とか、カラスとか^^;
重衡は南都焼討をした人なんで、いろいろと言われたと思いますけど、この人最後まで「できた人間」でありつづけたので、その辺のバックボーンとして、こんな話を作ってみました。
開き直りというか悟りというか……^^;
ありがとうございました。
02 人魚の話への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
知盛さんが良いキャラしていますね>▽<
人魚一つとっても、平家の軍事担当筆頭として天下無双を誇ったのも納得の合理的な思考。
え、逆落としをしかけてくる非常識な人? ヤダナー、そんな人そうそういるわけ、げふん。
だから、水島でも戦ってもらう、と重衡さんを掌に乗せて、どんな絵図を描いているのか気になります。面白かったです。
作者からの返信
知盛、敗勢の平家を支えていた人なんで、こういう感じなのかな、と^^;
バランスの取れた良将だと思うので、「嵐の海に漕ぎ出していこうゼ」なクレージーな名将さえ来なければ(笑)、フツーに平家を盛り立てていけたのに……。
それはさておき(笑)、水島の戦いは、知盛、重衡、教経とベストメンバーで臨んでいる稀有な戦いです。
しかも作戦が面白いので、それに人魚を絡めてみました^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
02 人魚の話への応援コメント
拝読致しました。
知盛さんと重衡さんの人柄がにじみでるような会話がいいですね!(^^)
二人の絶妙な距離感、関係性も素晴らしいです。
どこか胡散臭さを漂わせる、いかにもな猿面人魚。それにまつわる逸話。
これらが世情に既に流布されていることを前提に、何やら脳内絵を巡らす知盛さん。
これから何かをやってくれそう、という期待を煽りますね!(*ˊᵕˋ*)
作者からの返信
知盛も重衡も、衰勢の平家を支える良将二人、そして兄弟ですからね。
難しい局面ですが、お互いを支え、認め合っている感じが出ていれば幸いです^^;
そして平家は、実はジッチャンの忠盛が人魚と遭遇していました。
マーメイドじゃないけど(笑)、その「怪異」をネタに、何かを策している知盛。
平家の策――活躍が光る、水島の戦いがついに開幕です!
ありがとうございました。
編集済
02 人魚の話への応援コメント
会話の妙にますます磨きをかけられていること、かつて少しばかり時代物を書いていた身として心から敬服いたします。地の文と違和感なく溶けこみ、息も継がずに読ませる力があることに羨望もいたします。(´艸`*)
知盛を当代随一の知将と位置づけられた点にも斬新な視点を感じました。
さてさて、人魚らしきものを政争にどのように活用するか次なる展開が待たれます。
作者からの返信
お褒めいただき恐縮です^^;
おかげさまで、多少はうまくなったんじゃないかなぁと思えて、幸せな気分になりました。
知盛は、相手が義経と範頼、そして頼朝というズルい組み合わせだったことが敗因で、そうでなければ結構いい線行っていると思ってます^^;
そして人魚の話を聞いた知盛、果たしてどのように利用するのか。
源平の戦いで、特に平家の戦いぶりが光る水島の戦い、ここからが本番です^^;
ありがとうございました。
01 海中の声への応援コメント
拝読致しました。
夏なホラー展開の導入部……みたいな雰囲気でしょうか。
生命力に野心あふれる義仲さんと、静かに西国へ避難行を進める重衡さんと。
やっぱり、モノノケに魅入られるのは重衡さんの方ですよね(^_^;)
アヤカシに耳を傾けてはならない――は常識だと思うのですが、敢えて身を乗り出す重衡さんに待つ運命、その先を楽しみにしています(^^)
作者からの返信
はい、せっかく、今は夏なんで、ちょっとホラーっぽい感じにしてみました。
義仲さん、国盗りと、国盗りされないようにと大忙しで、化け物の相手なんかしてる暇が無いって感じですね。
一方の重衡さんは、南都焼討とか、どう考えても「そっちの世界」に引きずられそうなことをしているので……^^;
……そんなわけで、魔なるものに引き込まれそうなのに、重衡さんは船べりに行ってしまいます。
果たして、何が聞こえるのか……。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
編集済
01 海中の声への応援コメント
こんにちは、御作を読みました。
頼朝さんはきっちり各地の豪族の協力をあおぎ、手懐け、焼き討ち、かっぱらい、げふん。遠征用の補給線確保しましたし……。
義経さんも京都の重要性は重々承知して、軍隊乗り入れは避けていましたからね(でも鎌倉の重要性は認識していたか怪しい模様)
一方の義仲さんは、戦にこそ強かったけど、ハイ。
対する重衡さんは、なにやら恐怖体験中のようで。瀬戸内海に人魚がいるなら会ってみたい(≧∇≦)
面白かったです。
作者からの返信
頼朝の凄いところは、ここで坂東にステイしているところですね。
おっしゃるとおり、兵力兵站確保に邁進して、上総広常みたいに「東国で自立しようぜ!」ってイキっている連中に、「だよね~」と、すり寄ってましたし。
なお朝廷とコネができた瞬間、斬り捨て……ゲフンゲフン^^;
義経も範頼も、「京はいいけどメシ無いし、守りづらいよね」と思っていたらしく、二人とも京へは兵を入れないようにしていたらしいですね。
でも義経自身は京が好きだったらしく、鎌倉をアウトオブ眼中に……^^;
義仲は……まあ義仲だから、猪突猛進しないと、この人らしくないし……^^;
そして重衡、何か海から声が聞こえるぞと船べりに。
……よく考えると、ホラーゲームなら、やっちゃいけないアクションですね(笑)
ありがとうございました。
01 海中の声への応援コメント
公開楽しみにしてました
木曾義仲は出兵したら頼朝に京を奪われると危惧していたのですね
後白河法皇は本当に海千山千💦
重衡が人魚の声から何を聞くのか、気になります
作者からの返信
近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
人魚って、歴史ものだとどうしようと悩んだあげく、源平ものになりました^^;
木曽義仲、むろん平家を討ちたい気持ちはあるのですが、せっかく取った京、せっかく取った天下をみすみすと逃がしたくなかったようです……特に、同じ源氏の頼朝には。
後白河はその辺を読んでいて出兵を命じているから狸です^^;
……むろん、米が無いし、義仲軍のせいで治安も悪いから、という為政者としての理由もあるでしょうが。
さて、重衡はいったい何を聞くのでしょうか。
お楽しみいただければ幸いです^^;
ありがとうございました。
編集済
01 海中の声への応援コメント
入洛した義仲の乱暴狼藉にはそんな事情があったのですね。
吉川英治さんはその辺を端折っておられたので(あるいはわたしの見逃しか)無教養な田舎侍のしそうなことという印象でしたが、貴作で納得です。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「新・平家物語」は私も読んでました^^;
たしかに飢饉のことはあまり書いてなかったような気がします。
義仲軍の将兵は、田舎侍であるがゆえの乱暴狼藉もあった、と思います。
でも絶対的な食糧不足が起きていて、よりによってこの時代の京の「米倉」は北陸で、そこから米を食い尽くして出て来たのが義仲軍で……と思ったのです。
敢えて(飢饉の起きなかった)東国に待機していた頼朝の冷静さが際立ちます^^;
ありがとうございました。
03 水島の戦(いくさ)への応援コメント
ヒとゲイ、朝日将軍と金環食。
これだけの知識を仕入れ、さらにそれをうまく調理し、小説にするとは!
読んでいてとてもおもしろかったですし、作者さまの力量に驚嘆してしまいました。