敵を人魚の話で欺いたつもりが逆に……。
まさに因果は巡る、といった感じですね!
西洋の人魚と違い見た目はグロいですが、不吉な点は変わりませんね。
人魚の小説を書こうとしているので、勉強になりました!
作者からの返信
人魚としては、平家に「危ないよ、気をつけてね」と言っていたんですが……^^;
まあ、人魚と人間で完全なコミュニケーションができるかというと微妙なので、こんな感じにいたしました。
おっしゃるとおり、日本の人魚って、どうも西洋とちがって、おどろおどろしさが感じられるモノになってます^^;
拙作の人魚は不吉をもたらしましたが、実際の民話などでは、食べると不老不死になるとか言われているみたいです。
人魚の小説ですか!
それは楽しみです^^;
ありがとうございました。
一気に時が進んだと思ったら壇ノ浦……。そして、日に羿は暗示……。羿があの九郎義経ならばそれはもう……って感じですね。人魚の内緒話が平家滅亡だったとすれば、ちょっとぞっとしますね。
その上で、やるべきことはやったと言い切った知盛さん。潔いですね。波の下にある都でも、また人魚に会えるかな……?
作者からの返信
お星様、ありがとうございます。
裏設定ですが、人魚さんたちは、平忠盛に逃がしてもらった恩を返しているつもりなんですよ。
もう滅びるからお逃げなさい、と。
でも、それを戦いの策として使ったりして、「なんかちがうよな」と思われている知盛です^^;
そんな知盛も、最期の時に、人魚の伝えたかったことを悟ります。
それでも彼は、戦ったことを後悔しなかった──だからこそ、波の下の都へと向ったのでしょう。
人魚たちも、波の下の都へと誘ってあげたことでしょう……。
ありがとうございました。
やはり史実は変わらないのですね…
奇策で勝利を得たのにそれが平家の行く末を示唆していたのかと思うと胸に来るものがあります
平家でも知盛が好きなのでとてもおもしろかったです。重衡も兄の所へ行ったのですね
作者からの返信
平家の運命は変えられませんでした……。
水島の戦いで利用した人魚の内緒話──この内緒話こそが、平家の運命を示していたという、皮肉な結末にさせていただきました。
人魚としては、平忠盛に逃がしてもらった恩を返しているつもりなのですが……^^;
私も知盛が好きです。
なので、今回、彼を描くことができてそこは大満足です^^;
その最期の台詞を知った重衡も、波の下の都へと行ったことでしょう……。
また、レビューありがとうございました。
平家物語の、特にこの壇ノ浦のシーンが好きだったので、そこをクローズアップしていただいて、とてもありがたいです^^;
私も、幕末のいろんな人の活躍する話も好きですが、源氏と平家というふたつの勢力の戦いの話も好きです♪
ありがとうございました!
こんばんは、御作を読みました。
人魚って、古代だとそれ自体が破滅フラグに近いところありますからね。
江戸時代くらいから昔話が整理されて、悲恋や恋愛成就も増えてくるんだったかな……
アンデルセン童話は王子こそ破滅フラ(それ以上いけない
見るべき程の事をば見つ。
知盛さんの遺言は重衡さんに伝わったのかなあ。
面白かったです。
作者からの返信
人魚自体が不吉な存在扱いされてましたからね。
セイレーンとか。
肉を食べて不老不死になるっていうのも、じゃあ八百比丘尼が幸せかというと……。
アンデルセンのあれは、王子が酷いよな、と思います(笑)
知盛さんの最期の言葉。
これが重衡さんに伝わるだけでも、救いになるのではと思い、こんなラストオブラストにさせていただきました^^;
ありがとうございました。
素晴らしい文章で魅せられました。
見るべきほどのことは見つ。有名な言葉ですよね。ラストシーンに余韻が残りました。
人魚、何を話していたんでしょうか。
とても面白かったです。
完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
平家物語のクライマックスは、一度は書いてみたいシーンでした^^;
知盛の最期の言葉は、ぜひ出したかったので、拙作のラストにさせていただきました。
人魚たちは、人間たちの運命について、やはり変えられないものだなと語り合っていそうです。
お褒めいただき恐縮です。
おかげさまで完結いたしました^^;
ありがとうございました!
拝読致しました。
知盛 vs 義経という名将が相争い、片方のみ勝者として歴史の続きを紡いでゆく。
そんなどこの世界にもある当たり前ですが、そこに人魚という不思議ちゃんが介在すると、また不思議な彩りを感じてしまいました(^^)
人外が人の営みを面白がり、そして見届けるなら、その後の繰り返しはどく映るのだろうなぁ。
面白かったです(・∀・)
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
知盛と義経という、知将と勇将の戦いの結末が訪れました。
ちゃんと書くと大長編になってしまうので端折りましたが、知盛のラストは書きたいシーンだったので、そこだけ書くことにしました^^;
そして、せっかく登場させた人魚なので、別れ別れになった兄弟――重衡へのメッセージを託すことにいたしました。
こうすることにより、兄弟たちの運命は変えられなかったけど、想いを伝えることはできた、みたいにしたかったのです。
人魚たちは人間についてどう思っているか。
いちおう、忠盛が助けてくれたことを恩に感じているという設定ですが、それでも運命は変えられないんだよな……と思っているのでは。
ありがとうございました。
三重の別保の人魚の伝承から源平のお話に繋げてるのが、凄いなあと思いました。
知盛の分かってますよ感というか、達観したようなキャラクターも切迫した状況が背景にあると魅力的ですね。
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
三重の別保については、wikipediaで人魚について調べていたら、たまたま目に入ったのです^^;
それと、そろそろ源平合戦に挑戦したいなと思っていたので、いい機会なので、繋げてみたのです。
知盛は平家が衰勢にならなければ、ここまで平家のリーダー的存在にはならなかったでしょうし、その辺りの「分かってますよ感」が出ればなぁと思って書きました。
ですので、魅力的とおっしゃっていただいて、とても嬉しいです!
ありがとうございました!
編集済
幼い天皇を抱いて海中に没したおばあさま……。
そして、ひとりのこされたおかあさま。(´;ω;`)ウゥゥ
壇ノ浦の時代絵巻にそんなエピソードが隠されていたとは!!
まことにお見事な、哀切きわまるエンディングでした。
波の下の都では平家の子孫が人魚となって繫栄しているような。
感動の物語をありがとうございます。
作者からの返信
平家物語のクライマックス、一度は挑戦してみたいと思っていたシーンです。
この滅びの儚さが平家物語を不朽の名作たらしめている、とも思ってます。
壇ノ浦の戦い、それに至るまで知盛は懸命に戦いましたが、刀折れ矢尽き、兄弟たちも捕らえられるか殺されるかしてしまい、よりによって、平家の滅亡を目の当たりにすることになりました。
そんな彼の最期は、このような感じかな、と想像して書きました。
……波の下の都では、平家の人々が平和に暮らしているといいなと、私も思います。
こちらこそ、ありがとうございました。
編集済
源平の戦いと人魚という組み合わせが、とても新鮮でした。
知盛が重衡に見せた心遣いや、最期の様子など、
優れて美しいものが、荒々しい力によって、消えていく、
そんな寂しさを感じました。
平家も人の子なので、都ではそれなりの醜さもあったのでしょうけど、
この物語を読んでいると、そうした寂しさの方を強く感じました。
素敵な一編でした。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
同題異話のお題が、「人魚と内緒話」だったもので、これをどう歴史ものとして消化するかが、悩みどころでした^^;
知盛は衰勢の平家を支えた男なので、こういう、一族へのあつかいをしていたのではないか……という想像で書きました。
そして「平家物語」の、壇ノ浦のあたりは特に好きなので、何というか無常な感じを出したかったのです。
ですので、寂しさを感じたと言っていただけると、その辺がうまくできたのかな、と思えてうれしいです^^;
ありがとうございました!