一流の定義

ろくろわ

一流とは

 親として我が子には自分の失敗を経験させたくないものだ。中途半端で物の良し悪しも分からぬ俺は、子供には一流を知って欲しかった。

 一流の教育に一流の食べ物。一流の経験。


 そうして息子を押さえて来た結果、息子は家を出た。


 中途半端な私がしてきた事は、全て裏目に出てびっくりする程不味かった。


 了

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

一流の定義 ろくろわ @sakiyomiroku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ