究極の異界怪談、四つ。
- ★★★ Excellent!!!
この物語は、必ず四つ。
それ以上でも以下でも作法に反する。
此岸と彼岸…現実と幻想…今ある世界の
裏側に、ひっそりと それ は存在する。
夢の報せに導かれ廻る不思議な世界
何処まで行けど辻に至る焦燥の世界
橋を隔て時空が狂う諦念に倦む世界
扉を開ける毎に増殖してゆく異世界
ほんの一寸の加減で入り込み囚われる。
努々、忘れる事勿れ。
この世は決して一つの時空ではない。
幾つもの異なる世界。そのうちの、たった
一つに他ならないのだ。