究極の異界怪談、四つ。

この物語は、必ず四つ。
それ以上でも以下でも作法に反する。
 此岸と彼岸…現実と幻想…今ある世界の
裏側に、ひっそりと それ は存在する。

夢の報せに導かれ廻る不思議な世界
 何処まで行けど辻に至る焦燥の世界
  橋を隔て時空が狂う諦念に倦む世界
   扉を開ける毎に増殖してゆく異世界

ほんの一寸の加減で入り込み囚われる。

 努々、忘れる事勿れ。

この世は決して一つの時空ではない。
幾つもの異なる世界。そのうちの、たった
一つに他ならないのだ。

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