皆さんもお気をつけて

突然の雨に見舞われた語り手は、目に入った看板のある店に飛び込む。そこは、おじさんが一人だけいる喫茶店だった。
800文字のホラーショートショート。日常がいつの間にか、というグラデーションが、非常に鮮やかで見事です。
ホラーとは、理不尽なものであればあるほど良いと私は考えます。因果応報的なホラーも好きですが、普通の人の体験だからこその恐怖も大好きなので、ここではそれを味わうことが出来ました。