【2024/1寄稿】スランプの乗り越え方

▼▲▼▲▼▲【スランプの乗り越え方】▼▲▼▲▼▲


こんにちは。越智屋ノマと申します。

このたび、掲載中の【氷の侯爵令嬢は、魔狼騎士に甘やかに溶かされる】が書籍化の運びとなりました。

約9万文字の加筆と各所の改稿を経て約20万文字・2巻構成の作品となっております。


web版ではテンポと「ざまぁ」の爽快感を最重視して書きましたが、書籍版は心理描写をよりじっくりと、ストーリー展開も骨太に仕上げました。もちろん、ざまぁも増し増しですよ!

ぜひご覧いただけましたら幸いです。



▼▲ スランプを乗り越えるには……? ▼▲


さて、今回は物書きならば一度は経験したことがあるであろう、【スランプ】の切り抜け方をご紹介します!! 

あくまで越智屋(おちゃ)流ではありますが、私はこの方法に救われて今ここに立っています。たぶんまた『ふらぁ……』っとスランプに陥りますが、この方法を使ってそれなりに乗り切り、戦いの舞台に挑み続けるでしょう。

という訳で、【スランプの乗り越え方】行ってみましょう!


( ^-^)∠※.。・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★


単刀ド直入に、お伝えします。


【Q】スランプを乗り越えるには!?

【A】治るまで時間が掛かると腹をくくり、

  焦りも怒りも全部ノートに書き殴りつつ執筆続行。


これに尽きます。


「チッ! なんだよそれっ、使えねぇなぁ!!」

はい。

私の戦法は、即効性ではありません。



【この程度の展開に手間取るとか、俺の執筆能力ってこんなもんだったんかな】

【違うよ違う。こんな亀テンポじゃ、またブラバされちまう】

【この設定、クソださい気がする】

【こんなに頑張っても、またダメなのかなぁ………………】


などなどなど。

どんなネガティブ駄文でもいいんです。

だって自分しか見ないんだから。


醜く足掻いてもがいて胸の内を吐き出し続けると、それだけでスッキリします。

そして、書き出した【毒】と適切な距離が取れるようになります。


以前、異世界恋愛で「こんなダサい設定じゃダメだよぅ」とクヨクヨしながら嫌々書いたシーンがありましたが、あとで冷静に読み返したらどこがダサいのか全然分からず普通に読めていました。読者離脱もなかったように記憶しています。


気持ちが落ちているときは、些細なことでも気になるモノです。



頭に浮かんだことをそのまま書き出す瞑想手法を『ジャーナリング』と言いますが、苦しい気持ちを書き出す作業と通ずるものがあるでしょう。


スランプ中のド底辺メンタルのときこそ、執筆に関する悩みを余すことなく書き連ねていくのです。

自分の心を理解でき、悩みを客観的に眺められるようになって現実的な【次の一手】を考えることにつながります。


▼▲ スランプは、いつ起きる? ▼▲


私の経験では、スランプというのはだいたい

【周囲の期待値・自分の理想値】と【イケてない現状】

のギャップが大きい期間が、一定以上続いたときに起こります。


▼▲ スランプを、根本的に解消するには? ▼▲


私の雑感としては、根本的な解消法は


①理想を下げるか

②イケてない自分を許すか

③成果のよしあしに関わらず目の前の作業に集中するか

④実力UPまたは運に乗って、理想に近づくか


の四択です。


④がラクに出来れば苦労はない訳で、

スランプで苦しんでいるときに比較的即効性があるのが

『③目の前の作業に集中すること』だと思っています。


調子が悪いときは悪いときなりに、

ノートに苦しみを書き綴って気持ちをやわらげつつ、出来る範囲で書き進めていきましょう。


不調なときは結果や成功にこだわりすぎていることが多いので、それらと距離をとるよう心掛け、目の前の【今日は●●文字書けた!】【このシーンを上手に描けた】といった作業工程に注目することをおすすめします。


(とはいえメンタルや状況が本当にすぐれない時は、執筆そのものを休むのもまた勇気です。)



そして持久戦戦法で長く書いているうちに何となくスランプの気配が遠ざかり、過去に書いたノートを見返すと

「うっわ。こんなこと悩んでたの!? 乗り越えた自分って、スゴない?」

という心境になるのです。


私は過去のノートを見返したとき、

【お前今、すっごくつらいかもしれないけど大丈夫】

【結果的に切り抜けるから。あと2週間はつらいと思って、セーフティモードで耐えきってみな】

【実際は1週間ちょっとで、なにかしら光が見えてくるから】


という未来の自分へのメッセージを見て、すごくほっこりしました。




スランプの解消法は人それぞれ。

誰かに相談することでスッキリするという人もいるし、ノートでひたすら文字を走らせ出口に近づいていく人もいるでしょう。


モノ書く人は、ある意味全員ライバルで、そしてある意味みんな仲間です。

だから、一緒に楽しくがんばりましょう!

あなたの執筆を、私も応援しています。



最後になりましたが、告知です。


・書籍『氷の侯爵令嬢は、魔狼騎士に甘やかに溶かされる』

・KADOKAWAメディアワークス文庫

・2024年1月25日発売



越智屋ノマのX(Twitter)も、お気軽にチェックくださいね♪



それではでは、またお会いしましょう♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

書けないときの原因と対策/スランプ解消法【創作論寄稿】 越智屋ノマ@魔狼騎士2重版 @ocha

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ