第5話への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫? むむ? と思っていたら、なるほど、スピンオフでしたか。こういうの、素敵ですね。
この本歌取り、本歌とかなり遠いように思えました。二首並べられても、私には本歌取りだとわからななさそう……。
「月の霜」はこの本歌でなくともありそうな表現に思えたので(未確認ですが)、この歌から本歌を思い浮かべ、そのなかの「露」からの「涙」のニュアンスを付加させるのは読み手が古歌に通暁している必要があるのだろうなと感じました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメント、及びお星さまを賜りまして、心より感謝申し上げます。
ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
スピンオフにご理解いただけまして、嬉しいです。
このエピソードは、拙作の今後の展開になります。ご覧いただけますと大変ありがたいです。
また、ご感想戴きました本歌につきまして、私自身も考えていた所を近況ノートにでも記そうかと考えておりまして、折角ですので、この後に付け足して、まとめてみようかと思います。
明日以降になるかもしれませんが、またご覧いただけますと幸甚です。
この度は本当にありがとうございました(*^^*)
第4話への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
あー……。「結婚する」のことばに追い詰められて、どうなるかはっきり見えているのにガマンできなかった、と。その気持ち、わかるだけに辛いですが、はたから見れば「難儀なことだ」ですよね。宙ぶらりんの歌がせつない。
ところで、文を送って返歌なしって、ありえるのでしょうか? ものすごく失礼な気がするのですが (^^;)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
切ない歌、そうかもしれません。バイタリティはあっても空回りしてしまったようです(^_^;)
返歌しないのは、あったと思います。
枕草子「すさまじきもの」に返歌がないことを「心おとりす」としていますし、ホトトギスの声を聞きに行った帰りに会った貴公子からの歌を、雷のために紛れて返さなかったことを中宮に咎められています。
日常にあり得たことですが、良いことではない、という認識でしょうか。
第3話への応援コメント
何かで読んだことあるのですが御所は江戸城などと比べると普通に出入りできたみたいな…💦
清らかな感じの物乞いの女法師…
なにかいわくある人だったのでしょうか
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
仰る通り、戦乱の時代ではないので、貴人の暮らす場所でもチグハグな印象を受ける所があります。
現代でも、田舎の方だと未だに昼間は施錠しないお宅とかありますし、一緒くたにはできませんが、社会の意識としてはある意味、貴族は平和ボケというか、まさしく平安だったということなのかも知れませんね。餓死や疫病や下層階級の命を含む奪い合いは凄まじかったですが、貴人が殺し合うの日常という訳ではなかったですし^^;
女法師は、なんだか意味深ですが、枕草子「雪山の段」の女法師を参考にしておりまして、特に含む意味はないのです汗(参照しなかったのは、今回は企画で800文字の制限をしてしまったためです^^;)
こんな人々が結構出入りすることもあった、宮中の一つの側面ということかもしれませんね(*^^*)
第3話への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
こんな雅な歌を詠む女法師、零落した貴族だったのでしょうか。物乞いするのに長歌を宮に献上するようすに、明日は我が身と感ずる者もいそうです。
宮中に怪しげな人間がたやすく入れるなんて、本当におおらかな時代ですよね。寝殿造りがそもそもガバガバですし(嵐が来たらどうしていたのでしょう?)、人間関係も、もちろん男女の仲だって……。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
女法師、どうなのでしょう。
今回は800文字の制限をしているので、説明から省いたのですが、こちらの設定は枕草子の所謂「雪山の段」から借りていまして、そこに出て来る二人の女法師を参考にしています。
一人は華やかな雰囲気。女房達の施しに対して、礼儀に則ったお礼をして、受け入れられながらも憎たらしく思われています。(あと、あけすけで下品)
別の一人はその人物は上品な様子で、施しを受けると、伏し拝みながら泣いて喜んだ、とあります。
しきたりを踏まえているのはどういう理由なのか、上品(あてやかなる)なのはどうしてなのか、背景を邪推するもの面白いかな、とも思います(*^^*)
寝殿造りは現在の映像やら資料では素通しに表現されることが多いですが、基本的には夜や悪天候時には御格子(戸板)を全て下げるので、結構しっかり室内が閉塞はします。(なので昼間に御格子を下げていると、室内は真っ暗です)重量も相当なので、そこを開けて忍び込むというのは現実的ではないと思われます。
一方で、妻戸のかけ金をわざと外したりするのは、女房が自分の恋人へ便宜を図るためにはしばしばあることなので、仰る通り、間違いも起こる、ということですね。
物語はさておき、現実にあんなに姫君達が次々と男君に捕らえられていたのか、は闇の中ですね^^;
✨はじめに✨「忘れ草」ってなんでしょう?への応援コメント
予約投稿で直ぐには自主企画に参加出来ないので、コメント欄に残します。
廃校に耳を澄ますや忘れ草
作者からの返信
さんが(三可)様
コメントありがとうございます。
もしかして、企画にご参加いただけるおつもりをお持ちということでしょうか。
素晴らしい俳句、ありがとうございます!
感想はぜひコメントにさせていただきたいです。
ぜひお待ちいたしております(*^^*)
第1話への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
くっ、しょっぱなからきついのが来ましたね。このふたりは、このぎくしゃくを引きずったまま、疎遠になったのでしょうか。きっと約束してくれ(ようとし)た「盛大なお祝い」も反故にされたままなのでしょうね。
「おぼめきて ほく」で不穏なニオイがぷうんとただよってきたところ、わすれぐさで涙の決定打、そんな印象の歌でした。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、初っ端からしょっぱいことになってしまいました^^;
もちろん、結婚の概念も結婚への姿勢も現代とは異なりますので、こんな感じにはならない(今更ですが)でしょうが、こういった悲しいすれ違いならいつの時代もありそうな気もします。
間違いなく約束のお祝いはどっかに消えっちゃってますね。
不穏な臭い、漂っちゃいましたか。よかったです笑
✨はじめに✨「忘れ草」ってなんでしょう?への応援コメント
忘れ草を下帯に着けたけど忘れられないわというのおもしろいですね
カワセミ様の知識にいつも感心させられます
本当によく勉強されていてそれを分かりやすく書いてくださるのでありがたいです
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
恋と下着というのは何となく親和性があるような気がしますね笑
知識とかは全然です^^;
眉に唾つけて見ていただけるとありがたいです。列挙した歌自体は間違いないので、そこから@rnaribose様がお感じになる事柄のみをお信じいただくのが正しいのだと思います(*^^*)
✨はじめに✨「忘れ草」ってなんでしょう?への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
忘れ草ってどんな花かしらと思って写真を調べてみたら、ときどき目にするオレンジのユリのような花なのですね。山間の草地で見かけては、華やかさともの悲しさを感じさせる奇妙な花だなと思って眺めていました。
三倍体で結実しないというのも、もの悲しさを煽ってきます。日本には三倍体として入ってきたとのことですが、なぜ、どのタイミングで三倍体になったのか、気になります。そして、これ、食べられるんですね?!
忘れ草の古典ノート、勉強になります。古今集では「夏草であるのに「霜」と並列させる」なんて、植物名だったものが単独のことばとして独り歩きし始めるってことですね、面白いです。
歌も楽しみにしています。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
ヤブカンゾウ、目立つ色合いの花ですよね。結構どこでも生えている植物なのですが、仰る通り、高地で見るような印象がありますね。
三倍体の花というと、あとヒガンバナが知られていますが、結実しなくても繁茂する力強さは不思議なもので、ホントにいつからそうなんでしょう??
食用できます(*^^*)
金針菜と言って、私も時々入手するのですが、台湾の薬膳食材として扱われているのが多いですね。今見たら鉄分がほうれん草の20倍って書いてありました笑
なんだかんだと歌を列挙いたしましたが、ガバガバ論ですので、薄目で眉に唾つけて見ていただけますと助かります^^;
ただ、私自身、忘れ草の歌に季節性がないような印象を持ってはいました。部立のための思い込みかも知れませんが。
またお時間おありの時にご覧いただけますと嬉しいです。
✨おわりに✨「夏の霜」ってなんでしょう?への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
李白の『静夜思』は私も好きです。おそらくこれが頭に残っていて、月と霜を縁語(?)のように感じていたのだと思います。ですから、古今集にそのふたつを同時に含むものがないとのご教授、驚きました。いやいや、そうなのですね、無知をさらけ出しました (^^;) ご教授ありがとうございます!
李白の詩が広くは知られていなかったという状況下で出てきたこの「月の霜」という表現、本文説か、感性のシンクロ節か、確かにどちらであってもわくわくするロマンを感じます。おそらく、そこから現代に引き継がれた表現であろう「夏の霜」、そう考えると、さらにぞくぞくするほどの深い物語が見えてきそうです。
個人的に大興奮させられるまとめでした。ありがとうございます!
素敵な歌も楽しませていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
月と霜の関係、更に色々と探っておりますと、「寛平御時后宮歌合」では「夏の夜の霜やおけるとみるまでに荒れたる宿を照らす月影」を見つけまして、また『能因集』には「涙こそ冴えわたるなり夏の夜も霜やふるらん我が嘆きに」があります。更には『白氏文集』にも「月照平沙夏夜霜」の文句があることを見つけ、「霜の月」が漢詩にルーツがあること、『古今集』以前に見られた表現であったことは間違いはなさそうです。
こうなると、『古今集』編纂時、新時代に李白が不人気で白居易メジャーだったために流行に乗って「月の霜」を含めなかった、というよりも、そもそも「月の霜」自体を肯定的に見る向きがなかった、と考えるべきなのかもしれません。このあたりは掘ればまだ発見ときちんとした考察が出来そうです。
そして、能因の歌に行き当たるに至って、第5話にて「涙のニュアンス」ついてご感想いただいた通り、やはりもっと前例に則るべきだったとつくづく反省する次第です。
無知は私の方でして、佐藤様にはいつも気づきをいただき、本当に感謝しております。
それと、私は思慮の浅いまま書いてしまう所がありまして、真に受けずに「放言してるわ」と、眉に唾を付けてご覧頂けるとありがたいです(^_^;)
歌につきましてもお褒めいただきありがとうございます。
いつか佐藤様の『静夜思』を拝見できたら嬉しいです。ありがとうございました。