第22話 笑顔
大変だ!!この家の住人が入ってこようとしている!
泥棒がいたことが一番バレなさそうな場所から部屋の外に出よう!!
どういう仕組みになっているのか、入ってきたドアの上にあったデジタル時計が30秒タイマーに変わった。
「どうしようか、」
私達は部屋を見渡す。あるのは奥の部屋に続いてるだろうドア、今家の主がいるだろう部屋に続くドア、裏にはに続いてるであろうドア、あとは外に続く窓…!
「窓開きっぱなしだしここから出よう!」
「ちょっと!?そこ降りたら死ぬよ!?」
私は叫んで窓から外に出ようとした、あれ?
そうだ…ここ三階だった。
私はまだから顔を出して下を見ると賑やかな音が聞こえてきて、下には楽しそうに周る生徒たちが見えた。
「あと10秒!!こっち!!」
私達は奥の部屋に続いてるドアに入った、そこは子供部屋のようだった。おもちゃがたくさんあるなか、今度は作り物の窓があった。そこから外に出る。
するとそこは道路だった、信号機まである。
部屋には私たちが入ってきたドア以外に四つある。
三つは正面の壁に、そしてもう一つは右の壁に。
右の壁のドアにはギブアップはこのドアと書いてあった。
「美希、あの信号…」
その信号機はなぜか丸い色付きライトの真ん中に矢印があった。
青信号は一番右、黄色信号は正面…つまり真ん中の、赤信号は一番左ドアを刺していた。
私達は揃って首を傾げる。あ、この色って!
「「最初のドア!!」」
最初のドアは信号の色だった。緑のドアは青色って書いてあったし、きっと信号を表していたのだろう。
青信号が指してる一番右のドアに入る。
「「おめでとうございます!!」」
「こちらチキンカツ無料券です!」
「初めての成功者だ!」
私とあっきーは顔を見合わせて思いっきりの笑顔で言う。
「「やったね!!」」
美希とあっきー上手くやってるかな…?
さっき脱出ゲームに入ったの見えたけどまだ出てこない2人。これでも仲直りしてなかったら次は…
その時見えたのは、楽しそうに喋りながら部屋を出てきた2人。すぐに目が追いかけたのは美希の笑顔だ。
満面の笑顔とはこのことだろう。
“瑞稀!!”
昔の美希の笑顔を思い出す。
小学校中半くらいから、美希はあんなふうに笑わなくなった。
それもそうだ。家の事情上、愛想笑いが張り付くのも仕方ない…
あぁ、美希にもう一度あの笑顔をさせたのはあっきーか…
悔しくて唇を噛むがすぐにニヤけてしまう。
「美希!あっきー!!」
もう!逆に私が入る隙なくなっちゃったじゃん!!
後書き
こんちは!雑学探偵あっきーだよ!!
今日は残念なことに、作者が質問にお答えするって〜。
ということで、作者召喚!!!
こんにちは、作者のスゥらです!
活動報告を確認したらまた質問が来てました!!めっちゃ嬉しいです!!!ありがとうございます!!!!
質問はこちら!!!
個人的にお気に入りのキャラと、その理由を教えてください
はい!!!
個人的に気に入ってるキャラは湊と瑞稀、あっきーです!!!
湊くんはあっきーに彼女を取られる(今度番外編で書きます)などと、ご飯を奢ってあげたくなるようなとこが好きです!
瑞稀とあっきーは性格や雰囲気が好きですね!!
一緒にいたら楽しそうですし、2人ともかっこいいんで!!!
ということで、次回は作者の好きな瑞稀のプロフィールを紹介するよ〜!!!
楽しみにしててね!!
中学生探偵はじめました @sura_desukedow
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