第21話 脱出ゲーム

「脱出ゲームやっていきませんか〜?」


綾ちゃんたちののクラス、一年二組の出し物は謎解き脱出ゲームらしい。


「あっ!美希ちゃん!」


「綾ちゃん!」


「美希ちゃんたちもやってかない?まだ成功者が出てなくて、景品余ってるよ?」


綾ちゃんが持っていた看板には景品はなんと、学校の購買でものすごい人気のチキンカツ無料券、3回まで。しかもこれを使うと予約可能…

チキンカツはうちの学校の生徒の人数に対してものすごく少ない、値段もそこそこするしなかなか手に入る品物ではない。それが無料で予約可能だなんて…


「やるっしょ?」


あっきーが入ってくので私も駆け足でついていく。


中に入るとそこには三つのドアとテーブルがあった、ドアは左から緑、黄色、赤色だ。テーブルの上には紙が貼ってある。内容は…







君は泥棒だ、今から空き巣をしに行く。

目の前にある三つの家のどれかに入っていこうと思う、


青の家からは長い髪の女性が出てくるのが見えた。


黄色の家からは誰も出てきていない。


赤色の家からは配達員の服装をした男性が荷物を持って出てきた。


君はどの家に入る?






説明が書いてある紙にはドアの絵、配達員の絵が書いてあった。

あれ?この配達員の服ちょっと変だな、そういうイラストなのかな…?それに左のドアは緑色のドアだと思ってたけど青色なんだ…


「美希だったらどれに入る?」


「私だったら…一番右の赤のドアかな?配達員だったら帰ってくるの遅いだろうし…あっきーは?」


「僕だったら一番左のドアかな、」


あれ?別々になった答えを疑問に思う。


「まず、黄色のドアは人が入ってる可能性があってダメでしょ?だったら残りは緑…じゃなくて青と赤になるわけだ。」


そこまではわかる。あとはどっちがいい選択か、


「普通さ、配達員って家に入らないだろうし…そこが自宅だったとしても荷物は仕事場にあるはずだからおかしいんだよね。」


「あ、」


「多分この配達員も空き巣犯だと思う。そんなとこに入ったって、金目のものは全部取られてるだろうから…それに一時期あったじゃん?配達員のふりして泥棒する人。」


私は紙に書いてあるイラストを見る、この人の服に違和感があったのはきっと偽物の服だからだろう。


「どのドア入る?」


「左!」


私達は左のドアに入る。するとそこはリビングのような場所ではダンボールでで作られたようなテレビ、ソファ、テーブルなどの家具があった。テーブルの上にはまた紙が置いてあった。






さぁ、部屋を探索して金目のものを盗もう!


*盗むものはポケットや服で隠せるもの、泥棒が盗みそうなものにしよう!テレビとかはやめてね!*



欲しいものをいくつか持ったら紙を裏返そう!






それから私達はソファの隙間、テーブルのした、テレビの裏などを見てお財布、指輪、ネックレスを手に入れた。


「紙、裏返すね。」


あっきーがそう言って紙を裏返す。






大変だ!!この家の住人が入ってこようとしている!

泥棒がいたことが一番バレなさそうな場所から部屋の外に出よう!!




どういう仕組みになっているのか、入ってきたドアの上にあったデジタル時計が30秒タイマーに変わった。






後書き


こんちは!雑学探偵あっきーだよ!


今日の雑学は、僕のプロフィール!


西尾 彰人にしお あきと 〔佐藤 輝さとう あきら〕

 

金髪に整った顔で、イケメン転校生と、人気がある。

探偵をやっていて、生活に困らないほど稼げている。


    年齢:12歳

   誕生日:12/2

    身長:154cm

    体重:42kg

   血液型:AB型

 好きなもの:お金

 嫌いなもの:話が通じない人

    趣味:ファッションコーディネート

    特技:投資

好きなタイプ:金持ち


 実は...:金髪は地毛じゃない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る