感じるのは静かさと強い生命の力

「蝉」という題材で創作を…となると、その生の短さで物悲しさを感じることが多いでしょうか。
または夏の厳しい暑さか。
それを増長するけたたましい蝉の声か。

しかし、作者様の描く「蝉」の世界はとても静か。

いえ、確かに声の煩さも、夏の暑さも感じるのです。
それなのに、切り取られた一場面が不思議と静かで、そしてとても強い生命力をも感じさせてくれる気がするのです。

これから土を這い出てくる蝉たちの生命に想いを馳せてしまう短歌。
オススメです。

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